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問われるのはコンサルからシステム受注への繋ぎ

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NRI.jpgどの業種も、総コンサルティング化、モノ売りからソリューション営業スタイルへの転換、ハード売りからソフト売りへ、さらに納品後のアフター運用メンテナンスで稼ぐ、などおおまかに言えばどれも概ね似通ったコンセプトだと思っています。

この際に、いずれも問われるのはコンサルティング力です。

お客さまへのコンサルに対して高評価をいただいたのなら、私たちが成果として繋げていきたいのは最後はシステム受注です。

ところがこれが出来ている会社は少ないのが現実かもしれません。
一例として、野村総合研究所(NRI)を挙げます。

同社は業界の中でも利益率が高いことで知られていて、システム受注が売上の大半を占めています。歴代社長も同部門の人材が占めてきたのですが、今春にあらたに就任する此本新社長は同社初の経営コンサルティング部門の出身です。

期待されるのが、此本氏が得意だった正にコンサルからシステム受注への繋ぎです。
力量のあるNRIですが、この繋ぎはそんなに得意ではなかった、という指摘があります。

同社に限らないのですが、今後私たちに問われるのはこの「繋ぎ」です。
なぜなら、お客さま企業は過去に例がないくらい深刻な問題を社内外に抱えているからです。

彼らは、私たちの提案を待っているのです。








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