英語の子供の歌がかなりしんどい件
国際結婚をして子供ができると、かなり多くの方に次の2つを言われます。
1.「ハーフだから絶対かわいいよね」
2.「自然にバイリンガルになれるね」
1については、所詮、素材は親の遺伝子の組み合わせなので、蛙の子は蛙ですよ。
2については、「自然に」はなりません。ハーフでバイリンガルな人はやっぱりそれ相応の努力をちゃんとしています。日本で活躍しているハーフタレントでも英語をちゃんと話せない人って結構いますものね。
我が家の場合、圧倒的に日本語環境なので、たまには英語に慣れ親しんでもらおうと、アメリカの子供たちが歌う英語の定番ソングCD「The Best of Wee Sing」を買ってみました。
歌のリストを見ると、「幸せなら手をたたこう」とか、「きらきら星」とか、知っている歌もちらほら。
英語の勉強にもなるし、歌詞カードを見ながら、「さ、歌うぞ~」、と思ったら、これがなかなかしんどい。
というか、三度くらいトライしても上手に歌えない。
なぜかというと、舌の動きが全然ついていけないのです。
たとえば、「幸せなら手をたたこう」ですが、英語の歌詞だと、
If you're happy and you know it, clap your hands
なんですね。音が圧倒的に多いんです。
比べてみるとこんな感じ。
日本語: シアワセナラテヲタタコ
英語: イフユアハッピーアンドユウノウイットクラップユアハンズ
これをリズムに乗せてうまく歌えない。CDでは子供たちが元気に歌っているのに。この事実は私にとって少なからずショックでした。
というわけで、子供に聴かせる以前に、自分が歌詞カード片手に練習中です。
特に早口っぽい要素が強いのが、日本語名「ゆかいな牧場」、英語名「Old MacDonald Had a Farm」の歌。
イチローさんのまきばで、イーアイイ―アイオーっていうあの歌です。
日本語だと、
あらチッチッチッ ほら チッチッチッ
あっちもこっちも どこでもチッチッ
英語だと、
With a “chick-chick” here and a “chick-chick” there
Here a “chick” there a “chick” Everywhere a “chick-chick”
で、やっぱり英語の方が口の動きがちょっと多いし、単語と単語を流暢につなげて発音しないと間に合わない。
この歌を全力で歌った後は、顔の筋肉がどっと疲れます。
アメリカ人の子供は小さい頃からこういう歌を歌って顔の筋肉が鍛えられているから、あんなにface expressionが豊かなんじゃないかな、と思いました。いや、本当に。
表情筋鍛えたい方にもこのCDはかなりお勧めです。