ずっと恋焦がれてたKindle発売、でも私が3週間躊躇したわけ
本が好きな私。そして、「紙の感触が好き」というこだわりも全く無かった私にとって、2007年にAmazonがKindleを発売した時には非常に興奮しました。「ディスプレイをずっと見るなんて目が疲れる」なんて意見もありましたが、実はKindle発売より前に「E Ink」という会社と紙に近い電子ペーパーについて(たまたま)知っていたため、これはすごいイノベーションだ!と思ったのです。
私がKindleに惹かれたのは、好きなだけ本を読んでも全く場所を取らないこと。
それから、読みたい本をどこにいても瞬時に手に入れることができること。
この2つは、私にとって確実にバリューの高いものでした。
2009年頃から、日本版がいよいよ出るか?という噂が出回る度に一喜一憂してましたが、思えば、2009年頃が、私のKindleへの渇望が最も強かった時だと思います。
時は流れ・・・・
いよいよ待ちに待ったKindle日本版が発表されたのが、昨年の10月の下旬のことでした。もちろん事前にメールでお知らせしてもらう予約をしていたのですが、いざ発表されたのが、「Kindle Paperwhite」、「Kindle Paperwhite 3G」、そして「Kindle Fire」と「Kindle Fire HD」という4種類。
さて本題に戻って、なぜ、あれほど待ちに待ったKindle発売から私は3週間も迷ってしまったのか。
アメリカにいる友達からは、「あの値段なら迷う必要なく即買いでしょ?」と言われたにもかかわらず。
1つ目。まず、タブレットが欲しいかどうかで悩みました。
Kindle Fireの方がいいかしら?と。iPhoneヘビーユーザーの私ですが、iPadなどのタブレットは持っていなかったので、「この機会にタブレットを持ってみるか」という気持ちになったのです。
それならHDか?いや、別にHDはいらないだろうか。。。。いや、待てよ。そもそもタブレット使いたいなら、iPad miniの方がベターじゃないか?
iPad miniにして、Kindleリーダーのアプリで本を読めばいいじゃん。
いや、そもそも私、タブレット欲しいんだっけ?これまで、横目でいいなと思いながらもiPad購入に踏み切らなったのは、結局iPhoneかノートPCかで用事が全て済むからじゃなかったんだっけ。iPhoneにだってKindleリーダー入ってるし、それで十分じゃないか?
と、ぐるぐる回って、Kindleの購入で悩んでいたはずが、Apple Storeも散々覗いて、結局やっぱりタブレットは今の私に必要ない、という結論に至ったのでした。これで約1週間半経過。
2つ目。期待していたよりはメリットが少なかったこと。
まずは何と言っても品ぞろえ。これは最初だから仕方がないと思うのですが、本屋で平積みのベストセラーをすぐ読みたい私にとっては、「あれもない」「これもない」といった状況で、もうちょっと待った方がいいかも、と思いました。次に価格。電子書籍に、単行本も文庫本もないのですが、リアル書店で単行本で売ってる本はやっぱり単行本価格。電子版だと、あの厚いハードカバーがないせいでちょっと割高に感じてしまいます。それから洋書。これは随分ネットでも話題になっていましたが、私も、分かっていながらも、やっぱりちょっとがっかりしてしまった一人です。
ここでまた1週間半が経過。
結局、最後には、Kindle Paperwhiteを購入。(正確には夫に買ってもらいました)
やっぱり7980円と価格が安いことと、ガジェット好きの心が動いたこと、そして、これを機に英語の勉強もできるかもしれないな、と思ったことが理由です。
ここまで2カ月余り使ってみての感想はまた別途書きたいと思いますが、今のところは「買って良かった」と思っています。