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空気を読みたい日本人-シスコシステムズのブロガーズミーティング

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21日(水)、シスコシステムズのブロガーズミーティングに参加してきました。

「遠隔会議は”空気が読める”か?」というキャッチーなタイトルに惹かれたのと、テクノロジー云々よりも今後のビジネスのあり方を考える場なのだろうと考えたことで参加を表明。

実は、自身がブロガーミーティングの運営側に立ったことはあってもブロガーとして参加するのは初めてのことでした。

意外なことにシスコシステムズさんにとってもこれが最初のブロガーズミーティングとのこと。
コンシューマーの企業とは違って、私自身が直接シスコさんから購入するということはありませんが、こうしてエンドユーザーから実際の生の声を聞くということと、シスコさんがリーダー企業として「テレプレゼンス」の良さを訴求してマーケット自体の拡大を狙うことは理にかなっていると思いました。

また、プレゼンの後、軽食を食べながらの交流会の席でシスコの方に聞いたところによると、いずれはコンシューマー向けも考えているとのこと。今ではSkypeビデオで離れた家族や友人と会話している人が周りに多くいますが(特に海外と)、高品質と手軽さにお金を払う人が増えればビジネスとして可能性があると思います。(金持ちの中年夫婦が孫と会話するためにシステム導入など)
今年アメリカのビジネススクールのプロジェクトでEMC社に対してビジネスコンサルを行ったのですが、そういえばEMCもいよいよコンシューマに向けてビジネスを考えているとのこと。
一市民としてはなんだか楽しみな流れです。

さて。当日。
ちょっと遅れて来た私は5人のブロガーがいる狭い部屋に通されました。
さっそくオルタナティブブロガーの方を見つけてちょっと安心して着席。

Photo1

部屋の中には3つの大きなスクリーンがあり、机の並びといい、狭い部屋にみんなが集まっているような雰囲気。画像はもちろんとても鮮明。それぞれの表情もよくわかります。
ただ、この時点では私は誰と誰が同じ部屋の人で実際に何部屋を繋いでいるのか、何人のブロガーが参加しているのか全く分からない状況。

右の画面にはブロガーが2列になって座っているのを見て、「ああ、私の画像もあちらに映っているのだろうか・・」とちょっと緊張が走りました。

後で説明を聞いて分かったことは、
1.実際に4部屋(東京3、大阪1)を繋いでいたこと。(3スクリーン×4部屋=12場面)
2.映っている画面は誰かが意図的に画面を切り替えているのではなく、声(または音)を2秒以上感知するとそこの画面に画像が切り替わること。(つまり物をガタンと落としてもそれだけでは画面が切り替わらない。ホッ。)
3.実際に画面の人が話している方向から音声が聞こえてくること。(これによって臨場感が増します)

というわけで、四六時中静かに聞いていた私の映像は、プレゼンテーション中一度も他の部屋のスクリーンに映ることはなかったわけです。
じゃあ、寝ていてもOK?
というと、隣の人がしゃべりだした2秒後に私も画面に一緒に映るので気は抜けません。

感想その1:テレプレゼンスでチームの一体感を高められる。

いわずもがな、今では多くの拠点を結んだチームプレイというのは事業の成功にとって非常に重要になっています。そういう意味において、一度も会ったことのない相手でも実際に対面で話しているように感じるテレプレゼンスは、親近感を高め、チームとしての結束を堅くし、国を超えたコミュニケーションをより円滑にすることができると思います。

私もかつての会社で毎週行っていた電話会議では、東京(私)、上海、シンガポール、ムンバイ、ロンドン、オーストリア、オランダを繋いでいたのですが、参加者が多いため、たまに上海の私の同僚とチャットで、「今しゃべっているの誰?」なんてやりとりを会議中にたまにしていました。もし、これが臨場感あふれるテレプレゼンスのセットだったら、もっとチームとしての一体感は増していたと思います。
また、これはむしろ、話下手な人の方が、ジェスチャーや顔の表情というノンバーバルコミュニケーション手段を使えるのでより役に立つと思いました。

感想その2:顔が見えていると安心するし、信頼できる。

私もこれまでSkypeや他社のビデオ会議システムを使ったことがありましたが、今回のシスコさんでの体験はより臨場感がありました。

それは画像の解像度が良いだけでなく、やはり同じテーブルを囲んでいるようなセッティングと、上半身だけがアップで写っていて、実際に目で見る大きさと同じくらいのカメラ設定と音声の出し方によるものだと思います。

実際にデモルームで初めて対面したシスコ社の方々も、テレプレゼンスのおかげで初めて会ったという感じが全くせず、60分話をした後の親近感が感じられました。
やはり、「顔の見える相手」というのはそのまま安心感にも繋がりますし、信頼にも繋がっていくと思います。
ビジネスにおいてでは、(就職面接でもそうですが)、電話とメールである程度の情報交換はできるものの、やはり最終決断をする前に本人とちゃんと会っておきたい、という需要は大きいと思います。

        

感想その3:それでも空気が読みたい日本人。

では実際空気が読めたか?ということですが、実際に画面に映っている所の空気感はとてもよく伝わってきました。
が、逆にブロガーの中から多くでた意見では、「映っていない人が何をしているのか気になる」という意見。これは私も同感でした。
社内会議で例えば、各拠点が順番に本社に報告していく時など、特に発言していない人のことは気にならないと思いますが、逆に一つのチームで一つの結論を出そうとしている時などは、黙っている人がちょっと気になるように思います。

私の経験でいえば、新しいプランなどを提案するプレゼンをする時、こちらがプレゼンしている間、黙ってじいっと聞いている相手がどんな表情をしているのかはすごく気になります。
また、特に、キーディシジョンメーカーが寡黙な人の場合、その方だけは黙っていようがずっと画面に映しておいて欲しいと思います。

さて、このブロガーの意見に対してはシスコさんが今後改良を加えてくださるのでしょうか。

感想その4:いつでもどこでも会議できるとワークライフバランスに役立つ。

実際のデモで見せていただきましたが、iPhoneからも会議に参加できるとのこと。シスコの方も、夜遅い会議には自宅からiPhoneで参加しているとのこと。私も電話会議レベルやSkypeでは夜10時以降のものは自宅から参加していましたが、これはワークライフバランスには必須だと思います。
私は長時間の仕事をすること自体は厭わないのですが、毎晩遅くまで会社にいると晩御飯が全部コンビニで軽く済ませてしまうため、体に悪いし、ヨーロッパとのやりとりだと夜いろいろ動くために、自宅だとその前に入浴などを済ませて寝る直前まで仕事ができたりします。
今回のテレプレゼンスに限らないことですが、会社などの特定の場所に縛られる仕事のやり方はもう過去のものであると感じました。

最後に。
今回、とても丁寧な対応と真摯にブロガーの声に耳を傾けてくださったシスコの方々、どうもありがとうございました。
ミッドタウンからの素晴らしい夜景を見ながら、他のブロガーさんたちとも交流でき、とても充実した時間が過ごせました。

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