Twitterってどこまで使える?
GoogleもついにOfficialのTwitterアカウントをスタートしたようです。
Google says hello to Twitter with a stream of 1s and 0s (Venture Beat)
私もさっそくフォロー開始してみましたが、現時点ですでに655のフォロワーがつき、Googleは25フォローしています。
最近何かと話題が多いTwitterですが、マーケティングツールとしてどこまで使えるかは未知数ですね。
現在、HarvardのSocial Mediaのクラスのチームプロジェクトで、Social Mediaを使ったマーケティングプランを3人で作成しているのですが、Twitterをチャネルとして含めるかどうかでは意見が別れています。目標値としてフォロワー1000人、というチームメートに対し、私は500人がせいぜいじゃないかと思っているし、それならばその500人のためだけにかけるコストを考えるとあまり効率的ではないからやめた方がいいのではないかと話し合っているところです。
先週クラスにゲストスピーカーとしていらっしゃったオンラインファンドレイジングのFirstgivingの方のお話で、Twitterを使ったファンドレイジングのケースを聞きましたので簡単にご紹介したいと思います。
その名もTwestival(www.twestival.com) 。TwitterのCommunityを使ってお金を集めようというものですが、現在はCharity Waterという水を綺麗にするための活動を行っているNPOのための資金集めを目的としたキャンペーンを開催しています。
ウェブサイトによると100以上の都市で同時にイベントを開催するとのこと、またそれぞれの都市ごとにTwitterのアカウントがあってそこで情報発信をしているようですね。あくまでもチャリティなので、運営はすべてボランティアで、集めた寄付金は全てCharity Waterにいくとのことです。募金はTwitterを通じて簡単に行うことができます。
結果は・・・
In less than a month, close to 1,000 volunteers hosted events in over 200 cities around the world. In all, more than 10,000 people attended.
The global total is slowly rolling in from city organizers. Although over one third of the Twestivals are still to confirm their totals, we’re thrilled to announce that Twestival has already raised over a quarter of a million dollars ($250K) for charity: water.
1月の開始から一ヶ月以内に1000人近いボランティアが200以上の都市でイベントを開催、1万人が参加。現時点で$250K(2500万円ほど)が集まったとのこと。なかなかすごいですね。Twitterという情報の広がりと簡単に小額が募金できるシステムがうまく結びついた結果ではないでしょうか。
アメリカにいると、NPOなどのFundraisingの運動を至るところで目にします。実際、募金は税引き前給料から引かれて節税になるなどの制度も整っており、また文化的にも浸透しているようです。日本人の私が「募金」と聞いて思い浮かべるのは、駅前などでごくたまに行われている「赤い羽根募金」。しかも、急いでいる時などはそのまま通り過ぎてしまい、なかなか小銭でも寄付をすることが少ないです。(かといって大学などの1口●万からでは、ちょっと手が出せないし。)
そういう意味ではTwitterをはじめとしたオンラインツールの手軽さはとても魅力的なように思います。場所と時間に縛られないで好きな時に好きなだけ募金ができ、また募金がどう使われたかの情報、その他の寄付者の情報、などいろいろな付加価値もつけることができます。
これからは日本でももっとソーシャルメディアを使ったファンドレイジングが盛り上がるかもしれませんね。