「Webkinz」最近のおもちゃ事情
クリスマス休暇中、小学校低学年の子供たちと遊ぶことがあったのですが、子供たちの持っているおもちゃ、クリスマスプレゼントをみてると世代の差を感じますね。
小学校低学年にしてマニキュア・ペディキュアセットをもらっている子もいましたし、ミニチュアの美容院キットなど、今の子はおもちゃの数も豊富だなあと感心しました。
特に女の子たちに大人気だったのが、「Webkinz」というぬいぐるみ。 犬だったり、馬だったり、クマだったり、と私にはただのぬいぐるみに見えるんですが、彼女たちが夢中になるには理由がありました。なんと、これらのぬいぐるみはウェブで登録してウェブ上で育てたり遊んだりチャットしたりできるんです。
女の子たちがみんな4つも5つもWebkinzを持っていて、しかも常にWebkinz専用リュック(動物の顔が6つの穴から出せるようになってる)に入れて持ち歩いてたりするところをみると、相当たくさんのWebkinzが売れているんでしょうね。
というわけでWebkinz。カナダの会社が2005年から売り出したとのことですが、アメリカの子供たちの間で徐々に火がつき、2007年には売れ切れ続出の大フィーバーだったようです。仕組みはいたって簡単。各ぬいぐるみについているシークレットコードをウェブで登録してペットに名前をつけて専用のアカウントを作ります。アカウントをつくったらもうWebkinzの住人としてWenkinzワールドで遊ぶことができるわけですが、このワールド、子供騙しと思ってはいけません。ウェブサイトをみると、医者、学校、旅行代理店にハローワークまであるし、お金を使って部屋を改装したり、お金がなくなったら稼いだり、と「人生ゲーム」のようなリアリティと、友達リストを作ってチャットしたり、といったSNS的要素とを併せ持っています。
ちなみに日本でもWebkinzで遊ぼうと思えば遊べるようですが、全部英語なところが難点ですね。(日本語専用サイトでは日本語で解説があります)
小さい頃からPCやウェブ上でのコミュニケーションに慣れ親しんでいる世代。社会に出てきたらまた新たなブレイクスルーを生んでくれるかもしれませんね。脅威を感じつつも期待したいと思います。