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ソニーエリクソンの挑戦(17)~2004年4月、フリント社長にバトンタッチ

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2004年4月27日に、ソニーエリクソンの井原勝美社長は、副社長兼CSO兼CFOとしてソニーに復帰するというアナウンスがありました。後任の社長は、マイルス・フリント氏で、手続き上は、2004年6月に正式に異動となるのですが、実質的には、この時から、社長としての業務の引き継ぎが始まったようです。

この発表の際のニュース・リリースによると、マイルス・フリント氏は、ソニー・ヨーロッパのエレクトロニクス部門の欧州マーケティングのプレジデントを勤めていたそうです。

それで、2005年10月に開かれたプレス向けのパーティーの場で、フリント社長に、「どういう経緯で、ソニーエリクソンの社長になることになったのですか?」と尋ねました。すると、「安藤さん(安藤国威ソニー社長(当時))から、電話がかかってきて、『ソニーエリクソンの社長をやって欲しい』と言われたので、『いいですよ』と答えた」というのがフリント社長の答えでした。

これ本当かなぁ、単にフリント社長に、はぐらかされだけなのかも、とも思うのですが、過去に出版されているソニー関連の本を読むと、社長じきじきに「これやって欲しい」と言われて、その仕事の責任者になった、というシーンがたくさん出てくるので、フリント社長の言っていることは、やはり本当なんだろうと思います。

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