シャーロック・ホームズ力？

ジェレミー・ブレット氏のファンだからではないですが、マーケの仕事にはシャーロック･ホームズ力が必要かなと思っています。

何かをやろうとしたとき、すべての情報がそろっていないことが多いのです。そうすると手に入る情報から推測して、自分で答えを導き出していく必要があります。

私の友人で、会社のWebサイトを見て、その会社の内情を理解する人がいます。手作りのサイトか、更新頻度がどうなっているか、文体や内容などから、多角的に判断するのです。そして、その企業への提案に活かしているとのことでした。この人の推理力は半端ではなく、かなり少ない情報であっても、いろいろわかるそうです。

たとえばこんな感じです。

Webサイトがとても出来が良い→お金をかけている、予算がある

サイトがあまり更新されていない→忙しい、サイトを軽視している、担当者が兼任

サイトがNotesでできている→IBMに関係ある会社の可能性（IBM出向の社員がいる）、ほかにもIBM製品の導入が多い

Webサイトが凝っているが情報が見つけづらい、きれいなだけ→デザイン重視だが、うまく見込み客創出ができていない可能性アリ・・・

このほかにも、プレスリリースが掲載されていれば最近の動きがわかりますし、資料請求をしたときに名前などを入力させる仕組みがあれば、それなりに見込み客のトラッキングの仕組みが導入されている可能性も高いようです。

非公式な方法で情報を取らなくても、出ている情報で推測できることも意外とありそうですよね。

競合調査などでも役立ちそうです。