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昔の役職にとらわれない

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以前仕事で一緒になった人に久しぶりにお会いする機会というのがあります。

もう5年ほど前に聞いた話なので時効だと思いますが、大手IT関連企業での役員を経験し、その後独立した、あるベンチャーの社長が、その大手企業にいたときに、自分の部下だった人の立ち上げた会社(短期間でIPOしたIT企業)を訪ねたら「アポがない」と門前払いされたそうです。

経営の苦しかったベンチャーの社長が、すっかり有名になり、成功した元部下を頼って取引のお願いに行ったのですが、「元部下なんだからアポなんかいらないはず」という予想は裏切られてしまいました。

この場合は、元部下が断ったというよりも、そこまでたどり着けなかった(受付で断られてしまった)のです。「元部下だから絶対に会える」などと考えず、ちゃんとアポを取っていたら会えたのかもしれません。

また、新入社員だったり、派遣社員だった人がその後ビジネスで大成功をしたときに、「あの人は新人で、うちの会社にいた」「あの人は派遣社員だった」などと言って、自分が昔、接していたときと同じ態度で「上から目線」で接する人がいたりします。

職業とか役職とかで人の上下をつけるという意味でこれを書いているのではなく、出世をしたから偉いとか、出世しないから人間的にどうのこうのと言うつもりは全くありません。

ただ、数年たつと、自分の立場も相手の立場も大きく変わっていることが多いのですよね。相手がすごく努力をして、人間的にすごく成長しているケースもあると思います。

また、逆に一世を風靡した人が主流から外れていってしまうケースもあると思います。

どちらにしろ、昔の役職にとらわれてしまうのは良くないように思いました。

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