ブロガーに宣伝のためにお金を渡す行為、反対は44.5%
ビルコムさんの2月13日付けのプレスリリースがおもしろかったので、こちらで紹介したいと思います。タイトルは
「企業とブロガーの関係に関する調査結果
企業がブロガーに、積極的に情報開示することについて「賛成」72.0%
宣伝のためお金を渡す行為については「反対」44.5%」
です。
そう、情報開示が賛成というのはうなづけますが、ブロガーに書いてもらってお金を渡す行為に対しての賛成が、50%を超えているのです。企業のために書いた記事で報酬をもらうのはあたりまえだからということだそうですが、その反面、お金をもらって書いているブログは、友人のものでも、知らない人のものでも、信用しないは63%。
とはいえ、お金をもらって書いているブロガーがいることを知っているのは41%程度のとどまっており、6割近くは、そのようなことを知らない様子。つまり、上記の「信用しない」が全体に占める割合は、たったの20数パーセントになってしまいます。つまり8割近い人は、お金をもらって書いている、書いていないなどを考えておらず、普通にブログを見ていると思われます(ちょっと解釈が甘いかもしれませんが。すみません)。そうすると、お金を払って書いてもらうブログは十分宣伝効果があると判断できるのかもしれません。
個人的には、新聞や雑誌、オンラインメディアなども、プレスリリースなどネタの提供元からはお金はもらわずに、中立な立場で記事を書いていることから、ブロガーへの情報提供はOK、ブロガーへのお試し商品の配布はOK、でも、報酬をその商品の提供元からもらうのは違うのでは?と感じます。
とはいえ、記者にはちゃんとお給料がでていることを考えると、ブロガーは、いくら記事を書いてもお金が入ってこないという仕組みになっており、不公平だという見かたもありそうです。モチベーション維持のために、何らかの報酬が出るといいのですが、一体どこから出てくるのか・・・そうすると紹介した商品やサービスの提供元になってしまうのか・・・???このように考えるとなかなか奥が深く難しいです。
#ちなみにビルコムさんの調査は、全国400名の20代以上の各年代の男女にインターネットで調査した結果とのこと。