ゴルフばかりしている理由
最近はゴルフ関連の話題をたくさん書いていますが、ゴルフ練習場向けのシステム開発販売の仕事もしていますので、単に趣味でゴルフをやっているわけではありません。
最初にゴルフのラウンドをしたのは、2012年10月6日でした。ちゃんとブログも残っています。「タイで仕事をするのにゴルフをしないなんて仕事をしないのと同じことだ」と言われて、まあ、そこまで言われるなら、とやってみた感じです。その後も2014年までほぼ全部タイでのラウンドです。やってみたら意外と楽しくて、タイに行く度にパートナーさん主催のコンペに参加していた感じです。
2013年5月16日に練習場さん主催のコンペに参加したのが日本での初ラウンドです。こちらもブログが残っています。スコア143でした。その後2014年5月15日にも同じコンペに参加しています。ブログもちゃんとありますね。スコア128でした。
2012年:2ラウンド
2013年:9ラウンド
2014年:2ラウンド
ここまでで日本でのラウンドは2回だけです。
2015年の夏に、今ではとても仲良くしている練習場さんと非常にまずい状態になり、それまで私は練習場関連の仕事にはほとんど関与していなかったのですが、私が関係修復に奔走し、なんとか関係を修復してから徐々に練習場関連の仕事にも携わるようになりました。とはいえ、タイ出張がほとんどなくなってしまったので、2015年は1回もラウンドしていません。
2015年:0ラウンド
ゴルフ練習場関連の仕事に関わるようになってからずっと、「ゴルフ業界の仕事をしているのにゴルフの話題についていけないのはまずい・・・」と考えていました。そうは言っても、日本でゴルフに行く仲間がいるわけでもなく、また、2回参加した練習場主催のコンペも、練習場の支配人が変わったことなどから参加しなくなっていました。
そんなときに、今でも親しくしているIT社長仲間でありJPDAドラコンプロ仲間でもある人とIT関連のツテで知り合い、IT社長仲間のラウンドに誘ってもらえるようになりました。
2016年:6ラウンド
2016年は1回だけ練習場関連でつながりのあるゴルフ場でラウンドした以外は全てIT社長仲間とのラウンドです。
2017年も同様にIT社長仲間とのラウンドが増え、月に1回くらいのペースでラウンドするようになってきました。ゴルフ自体もどんどん楽しく好きになってきました。
2017年:11ラウンド
このあたりから、ゴルフ練習場での商談などでゴルフの話しにもだいぶついていけるようになってきました。しかし、スコアが120前後でスイングもいかにも自己流で、これではいくらなんでも業界関係者としてまずいと考え、2018年6月にはゴルフのグループレッスンに飛び入りで参加し始めました。レッスンプロに依頼したのは「練習場で関係者に見られて恥ずかしくないスイングを・・・」でした。。
その結果、100を切れるようになったり、JPDAドラコンプロの資格を取ることもできました。
2018年:18ラウンド
2019年からは徐々に練習場業界関連でのコンペにも参加するようにし、業界関係者との交流も大事にしてきました。易しいコースですが90も切りましたし、大体100前後ではラウンドできるようになりました。JPDAドラコン競技にも2階参戦しました。
2019年:24ラウンド
練習場での商談の場でも、ゴルフの話しで盛り上がれるのはもちろん、ドラコンの話しや、いろいろな測定機の活用など、ゴルフ全般の話しもできるようになりましたし、商談の前にはほぼ必ず打席で打ってみて、練習場による違いなどの話しもできるようになりました。
そのような行動の結果、システムをお使いいただいている練習場との関係がとても良くなり、それに伴って新規の案件も獲得できることが増えました。
ここでは私のゴルフ経歴を書きたかったのではなく、プログラマー社長の私がゴルフ練習場関連の仕事に関わることになってからどのように動いたかを紹介したかったのです。
もし私が「私の専門はネットワークプログラミングなので、ゴルフ練習場向けシステムでもコンピューター関連の話しはできるけれど、ゴルフ全般の話しにはなんの興味もない」という考えで動いていたらどうだったでしょう?
私にとってのお客さんは練習場関係者であり、練習場にとってのお客さんはゴルファーです。練習場がゴルファーに対してどのような場を提供できるかが練習場にとっては大事なのに、ゴルファー目線が分からなければ同じ土台での議論ができません。ゴルフに興味を持ち、自らも1ゴルファーとして様々な練習場を体験し、実体験をもとに議論をできるから、練習場関係者の皆さんが私との会話を楽しみにしてくれているのです。
練習場に商談に来る業者は我々だけでなくたくさんいます。しかし、その中で、「来るたび毎回のように打席でお客として打っていく人」「他の練習場の様子もお客目線で良くわかっている人」「ドラコンプロとして協会やプロとのつながりもある人」「ゴルフの話しを楽しそうにする人」はそう簡単にいないと思います。
いまでも回線事業者関連の仕事では、自分でプログラミングもしますし、現場で構築をしたりもしますが、ゴルフ練習場関連の仕事では、私は基本的に交渉ごとや交流に専念し、個々の仕事はメンバーに任せています。練習場の人と話しをしていると「おたくの技術者は難しい話しばかりで、頭が良いのは分かるけれど、お酒を飲みながらの話しとかはやりにくいね〜」とか言われますが、その時に「私も本当は技術者でプログラミングもやってますよ!著書もたくさんあるので検索してみて」と言うとビックリされます。でも、プログラミングができる人は我が社にもたくさんいますが、経営目線でゴルフの話しもできる人はなかなかいないので、私がその役を担っているわけです。そのためには、やっぱりゴルフを好きになり、ゴルフの経験をたくさんしておくことが大事だと行動してきました。
肝心のゴルフの腕前は才能の問題もあり、いくらやってもなかなか上手くなりませんが、だからこそ下手なゴルファーの気持ちも分かるというものです。とはいえ、練習場関係の皆さんはゴルフの上手な方も多く、ラウンドをご一緒するときにやる気なさそうにしていては失礼ですから、本気でやっていますし、すでにゴルフが大好きで本気で楽しんでいます。そうでなければラウンドにも誘われませんからね。IT社長仲間とのラウンドは純粋に遊びで楽しむだけですが、練習場関係者とのラウンドはそれなりに気を使います。「シー・エー・ディーの社長なのに下手くそだね」「あれでドラコンプロ?」「曲がるし、たいして飛ばないじゃん」・・・練習場連盟コンペの表彰式ではブービー賞で呼ばれたときに皆さん爆笑していました。でも、ゴルファー全体では上手な人より下手な人の方がはるかに多く、下手な人にも「ゴルフが楽しい、もっとやりたい」と思ってもらえないとゴルフ業界の将来はないわけで、その気持ちを心から分かる一人としてこういう経験も大事だと思っています。もちろん、いつかは「ほー、さすが!」と言ってもらえるように練習しますけれどね〜。まあ、下手くそ目線での提案ができるのも私の強みと考え、不景気なゴルフ業界ですが、微力ながら盛り上げていくことに貢献できればと考えています。