著書:「ルーター自作でわかるパケットの流れ」増刷
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2011年夏の発売の著書「ルーター自作でわかるパケットの流れ」の3刷謹呈本が届きました。
表紙を見ても3刷とわかりませんが・・・
もう8年なのですね〜 IT本は技術進歩が早いので絶版も早い本が多い中、長い間販売を続けて下さっている出版社に感謝しています。
当時の記事:「11冊目の著書完成!」
表紙に「枯れない応用力も身につきます」と書いてあるのですが、TCP/IPに関しては基本的には当時と今で同じ知識が役に立ちますし、私は今でもこれでメシを食えていますので、「枯れない」は正しい表現でしたね。
昨年出版した13冊目の著書「ソースコードで体感するネットワークの仕組み」を先に読む方が理解しやすいかも知れません。
なお、13冊目の方には書いてあるのですが、VM環境のLinuxでこの2冊の内容を試す場合、ネットワークデバイスのオフロード機能を無効化しておくのを忘れないようにしましょう。複数パケットをまとめるオフロード機能が有効ですと、PF_PACKETでは受信時には大きなサイズでパケットを受信できますが、大きなサイズのパケットの送信はエラーになります。
この2冊の間に、2014年に「プログラムは技術だけでは動かない~プログラミングで食べていくために知っておくべきこと」を書きましたが、2000年に著書を出版しはじめた頃は1年に1冊ペースだったのが、このところは4年に1冊という感じでしょうか。。インターネットの普及によって本に求められる役割もだいぶ変わり、なんでもかんでも本にすれば良いという時代ではなくなってきていると思いますが、IT業界に長くお世話になってきた一人として、次の世代に役立つものが少しでも残せるのであれば書いておくのも一つの役目だと思っています。
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