自宅でメッキ
またまた趣味ネタです。

ずっと前からやってみたかった、自宅でメッキをするためのセットを購入しました。いろいろなものにメッキをしてみたいところですが、とりあえず万年筆の金張りや金メッキの補修をしたかったのでした。

早速やってみます。ここまでくる前に、磨きと脱脂があります。下地が綺麗なほど仕上がりが良いと説明書に書いてあります。メッキ自体は簡単で、対象物をクリップ付き電極ではさみ、メッキ液をしみこませたフェルト電極でなでるだけです。中に9V電池が入っていて、電気分解で金属が析出する仕組みです。

金メッキの下地にはニッケルメッキが良いとあるので、まずはニッケルメッキをしています。銀色になります。

分解できないものはそのままメッキしていますが、電気を通さなければ問題ありません。左の初代キャップレスは金色で無い部分も金属ですが、塗装被膜があるので大丈夫そうです。

簡単に仕上がります。が・・・万年筆クリップの2つは綺麗なものの、キャップレスは実はイマイチ。

クリップは2つとも真鍮製に金張りだったのですが、金張りが剥げてきていて、真鍮むき出しだと磨いた直後は綺麗ですが、すぐにくすんでしまうのでメッキしたかったのでした。

キャップレスはやっぱり気に入らず、しかも簡単にメッキが剥がれる部分もあったのでリトライです。金属磨き布で磨いて、既にかなり金が剥げていますが、脱脂してからスタート。

今回は銅メッキもしてみました。銅が一番膜が厚いようです。

重ねてニッケルメッキ。

金メッキ。綺麗そうに見えますが、ムラがあり、一部剥げています。
金メッキをするときに、もともとの金張りか金メッキが剥げているところから広がってさらに剥げる感じなのです。。
ということで、全部メッキは一度剥がすことに。リューター+ラジアルディスクで剥がします。その後脱脂。

銅メッキ。ムラが少ない感じです。

ニッケルメッキ。ニッケルメッキが一番ムラが気にならないですね。

金メッキ。うーん・・・ムラがありますねぇ。金メッキは銅やニッケルに比べるとかなり難しいです。析出するときに何となく粉っぽい感じで、さっと面が綺麗になりにくい感じです。

金属磨き布で磨くとだいぶマシになるので、また脱脂して・・・

再び金メッキ。

さらにもう1度繰り返すと、だいぶまともになりました。

普通に眺める分にはほとんど気になりません。まだ少しメッキを剥がしたときの研磨後が残っていて気になりますが、まあ、このくらいで。。

こんな感じで、少なくとも使っていて気になる感じはなくなりました。
塗装とは明らかに違う仕上がりで、なかなか満足です!