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プログラミングでメシが食えるか!?

バイオリンのまともな(?)弓を購入

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先日、バイオリンの弓の毛を自分で張り替えた際に、張り替えた弓よりも中国製のカーボン弓の方が音も良いし弾きやすいことに気がつき、木でできたまともな弓が欲しくなっていたのでした。

バイオリンの弓はペルナンブコとかフェルナンブコとかペルナンブーコとか呼ばれる「Pernambuco」という木で作るのが昔から主流です。その前にはスネークウッドが使われていたりしたようですが、近代的な弓はペルナンブコです。私が高校時代に購入した弓はブラジルウッドでできていて、当時から安物はブラジルウッドという感じでした。まあ、ブラジルウッドが悪いのか、安物なので手抜きなのかは分かりませんが、いずれにしても、それなりにちゃんとしたペルナンブコの弓が欲しいと考えたわけです。高校時代も室内楽部の先輩で子供の頃からバイオリンを弾いていた人の弓は確かに全く違う弾き心地でした。

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ということで、家の中で邪魔扱いされていた鉄道模型を手放した代わりに少し入ってきたお金を使い、私としては結構頑張った値段の弓を購入しました。まあ、頑張ったといっても、おそらくまともにバイオリンを弾いている人達の中では入門レベルでしょうけれど、そもそも私は入門すらしていないくらいのレベルですからね。。

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個人的にこだわったのは、ラッピングが鯨髭(イミテーション)と、金属パーツがシルバーの2点です(弾き心地とかは・・・?)。高校時代の先輩の弓が記憶の中では鯨髭で、何となく銀色の紐が巻いてあるより格好良く見えたのですが、今どき本物の鯨の髭は流通しておらず、100万円クラスの弓では本物の鯨髭巻きもありましたが、入門クラスではないので、イミテーションです。イミテーションなら銀線とかの方が良い気もしますが、やっぱりこの見た目なんです!

金属パーツは、各メーカーの一番安いグレードがニッケル製?という感じなので、何となく一番下というのは気分が良くないのと、高校時代の弓を分解した際にあまりにも赤錆・緑青がひどかったので、銀製にしたかったのでした。中国製だとかなり安いものでも銀なのですが、中国以外だと私には高い値段のものでもニッケルだったりします。。

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もちろん、木はペルナンブコ。高校時代からの憧れですからねぇ〜。なお、ペルナンブコにもグレードがあり、弓としての能力も全く別物だそうですが、まあ、上を見れば切りがないですからね。

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フロッグは黒檀製です。ここもゴージャスなものは鼈甲とか象牙とかもありますが、まあ、あまりここにはこだわりはありませんでしたので。貝の装飾ももちろん本物です。

さて、中国製カーボン弓と比べてみましょう。

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どちらもプラスチックパーツなどは使っていないので、中国製の方も劣等感はそれほど感じません。

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フロッグのアバロンインレイはむしろ中国製の方が派手でアバロンぽさが出ていますね。

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こうやって見ると太さが違いますね。カーボンの方が細いです。ちなみに重さはカーボン製が65g、ペルナンブコの方が62gでした。

中国製はスペックとしては良いのですが、細かい細工がイマイチなところが残念で、ネジの貝の装飾も隙間ができてしまっていますし、金属パーツの仕上げが粗かったり、フロッグと弓の合わせ目に隙間があるなど、あとちょっとのところで詰めが甘い感じです。

さて、肝心の弾き心地ですが、素人の私としてはバッチリでした。高校時代の弓は弦に当てた際にいつまでもふらつきが収まらない感じなのですが、カーボン製同様、ペルナンブコの弓もしっとりと落ち着きます。音量はカーボン製の方がある感じです。重さが少し重たい関係かも知れません。ペルナンブコ製の方が音色の幅が広い感じです。しっとりした音色から、パワフルな音色まで弾き方によって帰られる感じです。カーボン製はいつでもバーンと明るい大きな音というイメージです。

とはいえ、この2本は買値で4倍くらい違いますが、私の腕ならカーボン製の方でも十分という気もします。高校時代の弓とこの2本の違いはかなり大きいので、細かい見た目などを気にしないなら中国製も良い選択肢かも知れません。当たり外れもあるかもしれませんけどね。実は中国製のバイオリン本体よりこの弓の方がちょっと高いくらいなのですが、バイオリンは本体より弓の方が重要という気もしているのでした。ギターだとフレット音痴とかがありますが、バイオリンは音程は自分の指が決めますので、それほど工作精度は気にしなくてもそれっぽい音が出る気もします(素人の意見です)。

本当は音色の違いの動画でもアップしたいところですが、下手くそなので・・・。

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