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プログラミングでメシが食えるか!?

バイオリンの弓の毛を張り替えてみた

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バイオリンの弓の毛は消耗品で半年に一度くらいは張り替えるべき、とか言われているようですが・・・私が高校1年で室内楽部に入り、2ヶ月後くらいに買った弓の毛は、一度も張り替えていないのでした。とはいえ、毛の張り替えはプロに依頼すると5000円以上かかるようですし、もともと1万円くらい(当時)の弓にそこまでお金をかける価値があるかどうか・・・と思っていたら、オークションで毛の張り替えに必要なパーツが販売されていましたので、自分でやってみることにしました。

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とりあえず、毛を外す作業を開始しましたが、とにかくひどい状態。金属パーツは赤錆・緑青だらけです。その代わりフロッグ(黒い部分)は黒檀のように見えて安物なのでプラスチックですので、あまり気にせず作業ができるのは良いところ(?)。貝のように見える部分も全部プラスチックです。

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フロッグ部分がばらせました。それにしてもひどい状態・・・。なお、結構くさびなどが接着されていて、やっぱりプラスチックとの間では接着しないと固定できないのですかねぇ。

弓の革の部分も一緒に購入しておきましたので、張り替えてテープで接着が固まるのを待っている状態です。

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リューターを使って金属パーツを可能な範囲で磨き出しました。くさびは作り直そうかとも思ったのですが、まだ使えそうなのでこのまま使うことにします。

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さて、いよいよ毛の交換作業です。毛の束は糸で縛り、松脂を溶かして固めるということなので、使わなくなった古い松脂を削って使いました。ライターであぶろうとしたら、ライター型バーナーしか見当たらず、バーナーでやったら一気に毛が燃えたので諦め、半田ごてでやりました。これはなかなかやりやすい感じです。

まずはフロッグ側を固定します。これは簡単。

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もともとフニャフニャしたものは苦手で裁縫とかも嫌いなのですが、案の定、毛をまっすぐに揃えるのは苦労しました。少し湿らせて、クシを使うようなのですが、歯ブラシがちょうど良いという情報もあったので、歯ブラシで。

弓の先端側は大変です。毛をまっすぐにした状態で、長さを合わせて紐で縛って、松脂で固めるのですが、長さを失敗しすぎると使い物にならなくなりますし、長さを揃えるのも実に大変。両手両足を使い、さらに紐は歯で加えたりしながらなんとかしました・・・。本当は便利そうな作業台があるのですが、それだけで1万円くらいするようですので。。

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なんとか完成!

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くさびを接着しなかったので、何となく緩んできそうな気もしますが・・・

この作業は、、、5000円もらってもやりたくないですねぇ。まあ、一度やってみた後では何となくコツを少しは得た気もしますが。

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ということで、先日オークションでバイオリン本体と一緒に購入した中国製のカーボン弓と引き比べてみました。

うーん・・・弾きやすさも音色も中国製の方が良いです。こんなに音色が弓で違うの?と今さらながらビックリしたのですが、古い弓は暗くておとなしい音色ですし、張りが弱い感じで弾きにくいです。高校時代に先輩の弓を借りて使ってみたことがあり、その時にも差は分かりましたが、全然違います。

当時はまだ安価な中国製楽器はお店でも見かけず、国産(?)の入門用を買いましたが、バイオリン本体も含めてプラスチックパーツが使われていたりしてイマイチでした。この弓も当然ペルナンブコではなくブラジルウッドで、もともとイマイチだったのかもしれませんが、中国製カーボン弓の方がはるかに良かったとは・・・。

こうなってくると、まともな(?)ペルナンブコの弓も使ってみたくなるところですが、まあ、その前に腕を少しはまともにしてから。。だいぶ感触は取り戻してきましたが、もともと上手くなかったので、どうなることやら。

弓の張り替えは実に面倒なので、普通の人はプロに依頼しましょう!特にくさびを打ち込む際などに弓自体を破壊する可能性もありますので、高い弓はやっぱりプロに頼むのが安心ですね。

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