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プログラミングでメシが食えるか!?

子育ての苦しみと幸せとは・・・

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子育てをしていると、思うようにいかないことばかり・・・というより、思うようにいったことなどひとつもないのでは?と思うくらいですね。「なぜこんなことも分からないのだ?」「何度言っても同じ間違いを犯す」「何様だと思っているのだ?」と、いくらでも親としてはイラつくことがあります。結婚した頃に母から「子育てとは思うようにいかないもの」と言われましたが、まさにその通り。「三つ子の魂百まで」と思い、小さい頃にしっかり躾けたところで、中二病などに表現されるような、数々の反抗期もあります。

生物学的には(というほど分かってませんが)、限りある生命を絶やさぬために繁殖をするのは生き物の勤めという考えもありますし、少子化問題が騒がれる日本では、そもそも社会的にもたくさん子供を育てなければ、という面もありますが、実際に親の立場を経験すれば、「どれだけお金がかかるのだ!?」「子供が侵す問題によるリスクの高さ」などはもちろん、そもそも、「一人、あるいは夫婦だけで自由気ままに生きる方がはるかに幸せなのではないか?」と思うわけです。

一方、子供になかなか恵まれず、子供が欲しいのになかなかできない人もいます。そういう人達からすれば、「子育てができているだけで幸せなのになんという贅沢を・・・」と言いたくなるでしょう。

まあ、そんなこんなで、子供の問題はいつの時代でも正解がない悩みなのでしょうね。

我が家でも、コツコツとまじめな娘と、マイペースすぎて自分勝手なことしかしない息子に悩まされ、何度家庭の危機が訪れたことか・・・。他人からすればまだまだ大した状態ではない、ということかも知れませんし、あるいは、本当に大変な状態なのかも知れません。それすら、当人達は分からず、必死にもがき苦しみながら子育てをしつつ、家庭生活を続けるわけです。

そんな揉め事ばかりで、そもそも仕事だけでも大変なのにと我ながらあきれかえるほどの状態の中、坂本さんのお父様が亡くなられたブログを拝読しました。私も長男ですので、いつかは喪主を務める立場になるとは思いつつも、本当にそうなったらどうすればいいのだろう?という疑問と共に・・・最後の文章で何となく心のわだかまりが解けた気になったのでした。

「よい人生だった。こどたちは宝だった。りっぱに育ってくれてありがとう」

なんと心にしみいる言葉でしょう・・・。子育てに苦しんでいる人達なら、ほとんどの人がこの言葉に涙が浮かぶのではないでしょうか。

「そう、きっと私もそう言って死にたいのだろうな。」

「でも、そもそも自分は父にそう言ってもらえるのだろうか?」

など、様々な思いが頭の中をグルグル巡ったのでした。

いやいや、父はどうだったのだろう?父のお父さん(私のおじいちゃん)のことまでは私も覚えています。大好きなおじいちゃんでした。おじいちゃんは父のことを私に良くも悪くも言わず、ただ私のことを毎年夏に合う度に温かく迎えてくれました。おじいちゃんは父を「立派に育ったな」と思っていたのか?父はおじいちゃんにそう思って欲しかったのか・・・まあ、そんなことは全然分からないのですが、親子とは血が繋がっている分、近くもあり、難しくもあるものなのですね。

おそらく、私自身まだ父が元気なので、父が私や妹のことをどう考えているかなど考えもせず、いや、あえて考えたくなかったというか、逃げてきたのだと思います。でも、その一方で、歳を重ねる度に「あぁ、あのとききっと両親は悲しんだのだろうな」とか、「我ながら親不孝者だったな」などと考える機会も増え、自分が子育てをすればなおさら「なぜ反抗などしたのだろう」「もっと素直に教えてもらっておけば・・・」という思いになっていくわけですが・・・時間はさかのぼれないという当たり前の壁に跳ね返されるものなのですね。そう、子供の頃は「父のようにはなりたくない」と思っていたのが、歳を取るごとに親の偉大さに打ちのめされそうになり、「父のことを見習わねば」と思うようになるものなのです。

ご両親最後の会話で「ありがとう」と言ってもらえた坂本さんご兄弟が素敵だと思うと共に、そう言えるご両親が素晴らしいととても感動したのでした。そして、私が死ぬときには子供達にこの言葉を言って死にたいと思います!

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