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プログラミングでメシが食えるか!?

自転車:Mavicのフリーボディのスムーズ化

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平日ですが自転車オタクネタです。

先日購入したMavicのKSYRIUM SLというホイールは既にベアリング交換などをして楽しんでいますが、フリーボディの回転具合をもう少し何とかしたいと考えていました。フリーボディとはリアスプロケを装着して、ペダルを漕いでいるときにはホイールを回転させ、ペダルを止めたときには空回りするようにする役目があり、Mavicのホイールはペダルを止めたときの空回りがイマイチなのです。

まあ、ペダルを止めてサボるな、という感じに前向きにとらえても良いのですが・・・。

いろいろ調べると、アメリカでこの問題を解決すべく製品が販売されているのを見つけました。もともとは使い込んだフリーボディを修理するという発想のようで、元のまま修理するためのパーツも作って販売している人達なのですが、どうせならより良くしようというパーツもあり、どうせならやってみるかと取り寄せてみました。調べた限りでは日本でこのネタを書いている人はいない感じで、ちょっとドキドキでしたが。

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「HubDoctor Pro」という製品名です。一番下のレンチだけ別に注文したものです。一緒に注文すると送料がかからないので。

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これがMavicのフリーボディです。黄色っぽく見えるところが樹脂製のパーツで、ここがオイルでホイール側やダストシールと接触するために空回りが渋いのです。Mavicはベアリングも接触型シールベアリングを採用しているなど、埃対策が回転より優先されている感じです。シクロやマウンテンバイクなどでは大事なことですが、ロードは埃より回転という気もしますが、日本とフランスでは道路事情も違うでしょうからいろいろあるのでしょう。

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樹脂製パーツを取り除きます。だいぶ使い込まれているのか、外している間に割れてしまいました。

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外したところにベアリング受けを装着します。この写真では周りにダストシールがついていますが、ロードタイプのホイールではこのシールは使いません。

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ベアリングを装着します。直径の割に薄いベアリングですね。セラミックボールらしいです。

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反対側のベアリングは先日交換したばかりですが、せっかくセラミックボールのものがついてきたので交換します。

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ここが一番抵抗を感じる作業でしょう。ベアリングがはまる場所のホイール側が少し大きいので、付属の紙やすりと治具を使って削ります。それほど削る量は多くありませんが、これにより元の状態に完全には戻せなくなります。

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せっかくなので、爪もセットになったものを注文してみました。下がもともとホイールに使われている爪で、上がマウンテン系で使われている爪です。上の方が爪の材質が硬く、保持部分が柔軟性があって丈夫らしいのですが・・・

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実際に装着してみると、明らかに回転が渋くなるので、結局元のままにしました。。

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このタイプ用のダストシールも付属していたのですが、これまた明らかに回転が渋くなるのでシールはなしで。説明書にも「なしでかまわないけどメンテはマメにね」と書いてありましたので。

元の状態を録画していなかったのが失敗でしたが、断然スムーズに回るようになりました。

後輪がこれだけ回るのはなかなか感動的です。まあ、ダストシールを装着していないというのがポイントなのですが、雨の日には乗りませんし、私の乗り方ならまず問題ないでしょう。

ということで、少し古い時代のKSYRIUMを愛用している人はHubDoctor Pro化も楽しめます。新しいフリーボディ用も販売されていますが、新しいホイールは削ったりするのに抵抗がありそうです。。古いホイールを復活させつつ、もとより良くする、という考え方にマッチする製品ですね!

追記

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その後、よく説明書を読み直すと、ベアリングガイドは深く打ち込めと書いてあり、まだまだ打ち込みが浅かったためにダストシールが使えなかったことが分かりました。この写真が完全に打ち込んだ状態です。たたき込む場合はかなり強力に叩かないと駄目です。やかましいのでバイスで挟み込む方がお勧めかも知れません。

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黒いものがダストシールです。これを装着してもスムーズに回るようになりました。ついでに爪もマウンテン系の方にもしてみましたが、やはり抵抗が大きいのでもどしました。

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ついでに、変形チェーンリングのO.Symetricですが、フロントディレーラーの取り付け部分に付属のスペーサーを使うと良いという記事を見かけ、入れてみました。銀色の部分です。少しフロントディレーラーが後輪側に移動します。少し高さ方向の位置を下げられることが良いのか、調整しやすくなった感じです。

まだまだ・・・

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ポラールのケイデンスセンサーは電池交換ができず、使い捨てなのですが、あまりにももったいないので、交換しました。ピラニア鋸で下側に切り込みを入れ、細いマイナスドライバーでこじ開けるとパカッと開きます。

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基板をどけると電池が入ってます。

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CR1632というちょっと中途半端なサイズで、さすがに持っていなかったのでまとめて買っておきました。

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マグネットを使って動作確認をして・・・

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ボンドで接着して完了です。本当はプラスチックを溶かして接着するタイプの方が強力ですが、また開けるときに面倒なのでX2にしておきました。

それと・・・

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Mavicのクイックですが、前後ともチタンシャフトにしておこうとアメリカから中古を取り寄せたのですが、どうも動きが変だと思ったらワッシャーが割れていました。手持ちの方からワッシャーを取り出してチタンの方をまともにして使っていますが、予備に手持ちの方も使える状態にしておこうと、修理しました。本当は内径9.1mm・外径15mm・厚さ1mmくらいのワッシャーがあれば良いのですが、そんな中途半端なサイズは売ってないので、内径8.5mmで、(外径15mm・厚さ0.5mm)と、(外径14mm・厚さ1mm)を見つけて注文。外径が合っている方が良さそうなので、厚さ0.5mmのを2枚使うことにし、内径はリューターで削って広げました。

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まともになった状態です。ワッシャーが割れているとここまでレバーが曲がらない中途半端なところに戻ってしまい、締め付けが不十分になります。おそらく力がかかりすぎたときに割れて守るようにワッシャーが入っているのだと思いますが、1mm厚のワッシャーを割るとはアメリカ人、どれだけの怪力でホイールを装着したのですかねぇ・・・。

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ワッシャーやスペーサーがどんどんたまってきました・・・

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