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プログラミングでメシが食えるか!?

「頼む」と「任せる」の違い

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私はソフト開発の仕事でも雑務でも、あまり人に頼まない方です。頼むのではなく、任せることはたくさんします。頼むのと任せるのの違いは、私の中では、「手伝ってもらう」のと「やり遂げてもらう」という感じです。

なぜ頼まないかというと、頼んで(手伝ってもらって)あまり良い思いをした記憶がないからです。頼むと、出来上がったと提出されるものが大抵完璧でないのです。とりあえず作ってみた、とか、言われたことはやっておいた、というレベルなのです。そのままお客さんに渡すと問題が出たり、自分で少し使ってみても「こんなところもできていないのに提出したの?」と思うことが多いのです。

頼んだのと任せたのでは、相手の気合いの入れ方が全く違うと思っています。とても分かりやすくたとえると、頼むときには、「お客さんとのやりとりはやらなくて良いから作るだけ作って」で、任せるときには「お客さんとのやりとりも含めて全部責任を持ってやって」という違いがあります。頼まれた仕事は、お客さんに叱られたりするのは間に入る人で、本人はあまり痛い思いをしないですみます。任された仕事はミスすると自分が相当苦しい状態になります。なので、気の配り方が全然違うのです。

頼む相手が、他も忙しいだろうからとか、お客さんと面識がないからとか、こちらが気を使えば使うほど、抜けが多い状態で出てくる感じがします。結局あれこれ指摘して直してもらうので、最終的な手間は同じか、あるいはかえって多いかもしれないのですが、最初から気合いが入らないとそんな感じになることが多いのです。こんなことになるなら最初から自分でやった方がよいくらいのことも多いものです。

たまに気を許して頼んでしまうのですが、大抵自分が苦労する気がするので、やっぱり任せるようにしないと駄目だとあらためて思うのでした。まあ、そもそも私の頼み方に問題があるのかもしれませんけどね・・・。

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