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プログラミングでメシが食えるか!?

強みだけでなく、弱みも見せることが大事なもの

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昨日はお客さん主催のゴルフコンペに参加してきましたが、私はゴルフはバンコクに行くようになってからはじめて、腕もひどいものですが、参加してみれば楽しいですし、いろいろな交流ができます。

何事も、最初から上手なはずはなく、それに人それぞれ得手不得手もあります。

得意なことしかやらないタイプの人も結構いる気がしますが、いつからか、それはかなり損をしているのではないかと考えるようになりました。得意なことしかやらないタイプの人はプライドが高い人に多い気がします。下手くそな自分を見せたくない、あるいは、下手な自分を自分で許せない、という感じでしょうか。

その考えでは、交流の輪が広がらないというのがまず損だと思う点の1つ目です。いろいろなことに参加してみると、それぞれの場でいろいろな人と知り合うことができます。いろいろなことを幅広く経験することは、いろいろな場面で話を合わせやすいというメリットもあります。

実はそういうこと以上に損をしていると思う点が、「自分の弱みを見せられないという点」です。

自分の弱みを見せたくないという考えは、自分が得意なことしか手を出さないということもありますが、常に完璧な自分でいなければならない、ということから、いつでもピリピリし続けている人が多いのです。自分を常に磨こうというプラスの面もあるとは思いますが、自分自身も常に疲れますし、まわりもピリピリした雰囲気から離れたくなってしまうのです。

さらに、自分の弱みを全く見せない人は近づきがたいということもあります。ひどいところばかりというのは論外ですが、普段はビシッと仕事をする人が、実はある場面では人並み以下という面があったりする方が人間味が感じられるというものです。

どんな話をしても常に物知りで完璧だったり、あるいは自分が得意な分野の話しか載ってこない人というのは、一緒にいて疲れるものですし、自分が得意なスポーツとかにしか参加しなくて、常に格好良いところしか見せない人というのも、一緒に楽しもうという気がしなくなるものです。

得意な分野では、腕を見せびらかすのではなく、ノウハウを仲間に教えてあげるような立場になることも良いですが、いつでもそういう立場にしかならないというのは何となく嫌がられるものです。人間関係はギブ・アンド・テイクの状態が一番バランスが良いのです。あるときは教えてあげ、あるときは教えてもらうというのがちょうど良いのです。

自分が好きなことは気をつけなくてもどんどん参加していくでしょうから、自分があまり得意でないことこそ、「下手なので、教えてください」と参加してみると、相手も気分が良くなるものです。教えるばかりでも、教わるばかりでもバランスが良くないのです。

とはいえ、下手だからやる気もないのに参加する、というのも失礼です。「こんなつまらないもの、本当はやりたくないんだけどね」という気持ちが見え見えの状態で参加されると場がしらけてしまいます。下手でもうまくなりたい、あるいは、興味はあるという気持ちが大事ですし、そう思って参加しているといつの間にかまわりがどんどんアドバイスしてくれて上手になったりするものです。そういう間に素敵な人間関係が出来上がっていくものだと私は感じています。

ということで、ゴルフは下手なのですが、とても楽しいですし、なんとか少しでもうまくなりたいとも思っていますし、まだやったことがない人にも楽しさを教えて一緒に楽しみたいと思っているのでした。

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