深夜特急のDVDを観た
今日は午前2時半まで仕事をしていたので、少しゆっくり起きて、16時から地元のソフトボール部の新年会があるまで、自宅でのんびりしてました。
2011年8月21日のブログに、『沢木耕太郎著「深夜特急」を読んだ』というのを書いたのですが、それを読むように薦めてくれた方から、先日深夜特急のDVDをお借りしていて、それを観ました。
DVDと原作
大抵のDVDや映画は原作より内容が薄くなるのでがっかりすることもあるのですが、深夜特急は確かに内容はだいぶ省略されているものの、その代わり、アジア〜ヨーロッパの景色がたくさん入っていて、とても楽しめると同時に、いろいろと共感できました。
ちょうど2011年8月21日は、私がバンコクに2回行った後に読み、その時にも感じたのですが、異国での不安とワクワク感、そして、意外と何とかなるコミュニケーションなど、今回のDVDでも「あぁ、そうだよねぇ」と思いながら観ました。
DVDの最後の方で、大沢たかおというか沢木耕太郎が言っているのですが、「旅では多くの人に支えられた」という言葉があります。2011年8月21日のブログでは西鹿児島旅行の経験を書きましたが、そのときもそうでしたし、もちろん、バンコクもそうです。宮沢さんや、このDVDを貸してくれたTさんに支えられて私の旅も生まれ、形になったわけです。
バンコクでも、タイでの仕事関係の方々はもちろん、タイ人にもたくさん支えてもらいました。でも、支えてもらうというのは、自分が踏み込んでいかなければ経験できないことであり、自分が踏み込むことによって相手を支えてあげているものなのです。自分が行動しなければ支え合いは生まれません。
そもそも、旅に限らず、人生は全て人に支えられているようなもので、今日の地元ソフトボール部の新年会も、地元の方々との出会いがあったからこそこうやって楽しいお酒が飲めたわけですし、地元で楽しく生活ができているわけです。仕事もたくさんの関係者に支えられていますし、人間社会で普通に生きていくためには、人を支え、支えられるということの上に成り立っているようなものです。
まだまだ私の旅行経験など沢木耕太郎の足下にも及びませんが、これからの人生も、たくさんの人と出会い、無意識のうちに支え合えるような関係がたくさんできることでしょう。そういうチャンスを大事にしたいと思うと同時に、一度きりの人生の糧として、チャンスを逃すことなくつかんでいきたいものだと思うのでした。
さらに・・・実はこのDVDは、実はTさんから、「息子さんにも観せてあげて」と渡されたのでした。そう、男は自分で何とかする力を身につけるためにも、海外に出て行く経験をするべきなのですよね。私は若い頃にそういうチャンスをずいぶん逃してしまいましたし、ずっと先入観などから逃げていました。実にもったいないことをしたと思っています。息子にはいろいろな経験をさせてやりたいものです。