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プログラミングでメシが食えるか!?

息子とプラモデル

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先日息子が母親に叱られていました。原因は「隠れてゲームをやっていた」です。息子はすぐにのめり込む性格なので、ゲームは時間を決めてやるようにしていたのですが、家族が誰もいない隙にこっそりと姉のゲーム機を借りて遊んでいたようなのですが、それがばれたのです。上の娘はさっぱりした性格で、ゲーム機を渡しておいてもたまに遊ぶ程度なので渡してあったのですが、そもそもこっそりと使われていたのも気付かなかったほどゲームに感心がないような状態でした。問題は、姉のゲーム機なので、ソフトも男の子が好きそうなものではないことなのです。妻は「隠れてコソコソやるのが許せない」と叱っていましたが、私としては、「もう少しまともなことにのめり込め」というところでがっかりしたのでした。

そこで、私が昔買った作りかけのプラモデルを渡してみました。1/12のF-1のプラモデルで、高級品です。ボディのメイン部分にデカールを貼って、ウレタンクリアーを吹いた状態、さらにエンジン部分は塗装して半分くらい作った状態でした。

F1
慌てず、ゆっくり楽しみながら作るように言っておいたので、一週間くらいかかって完成しました。

F2
この頃のF-1まではチームごとにボディデザインが全く違って楽しかったものですねぇ。。

F3
フルディテールモデルですので、車の構造の勉強にもなります。もっとも、ステアリング関連は接着してしまっていてハンドルを切ることができなかったり、私としては少々(かなり?)不満もあるのですが、まあ、大きなプラモデルの初回としてはまずまずでしょう。パーツも経年劣化があったりして、特にタイヤはひどい・・・。

F4
シートは本物の皮を貼ります。ここはかなり悩んでいたので少しアドバイスをしたりしました。

さて、息子に「コソコソ隠れてやっていたゲームと、プラモデル、どっちが楽しい?」と尋ねたところ「断然プラモデル!」と。。実はまだ未着手のプラモデルはかなり残っているので、順番にプレゼントしようと思っています。引っ越しの度に妻から「どうせ作らないなら邪魔だから棄てて」と言われてきたプラモデルですが、「男の子が生まれたら必要になるから」と取っておいたのでした!

私が子供の頃はプラモデルが売っているおもちゃ屋さんは近所にもあったもので、値段もそれほど高くなかったのですが、今やプラモデルは大人のホビー。お店も少なく値段も高くなってしまいました。私としてはゲームをやるより、指先の器用さ、構造の理解、頭の体操、手順の理解、工具の使い方、接着剤の理解など、様々な面で模型作りの方が将来役立つと思っています。私自身がそうでしたから。ところが、プラモデルやラジコンなどは、「部屋が散らかる」「部屋が汚れる」などの理由から母親に嫌がられる遊びでもあり、それならゲームでも渡しておいて静かにしてもらう方が楽なのか、今どきの子供達はプラモデルやラジコンで遊びません。私は幸せなことに、今でもプラモデルを作りたいと言うくらいの母でしたので、部屋の中でオイルを飛び散らせたり、シンナー臭くなったりしても叱られませんでした。おかげで理系的な趣向が伸びたのだと思っています。

まあ、遊びを押しつけるつもりはありませんが、やってみるきっかけを与えるのは親の大事な役目です。どうせ与えるなら、自分が楽しんできたもの、自分も好きなもの、ですね。

さて、今日はもうすぐ羽田空港に向かい、深夜便でバンコク出張です。出張前だというのに、地元のソフトボールチームの公式戦で、思いっきり日焼けして疲れました。。
F5
試合前に最近お気に入りのモンスターを飲んだのですが、今日はチーム全体で波に乗れず、ボロ負け・・・。

では、またブログがバンコクからタイ料理の写真ばかりの一週間になると思いますが、行ってきます!

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