経営者の方々とのお話しは勉強になる
今日は連休明けのためか、製品のお問い合わせが非常に多く、私もメンバーも対応に忙しい感じでした。とてもうれしいことです。
さて、そんな中で、製品関連を一緒に立ち上げてきた会社の社長さんを訪問して、要件の他、雑談をしてきました。私よりもだいぶ若い社長さんですが、すばらしい発展をし続けていて、お話をしているととても勉強になります。
「退職される側の戯言・・・」「上から目線の話しも知っておくことは大切」と、経営目線の話題を書いたりしましたが、このあたりの話題は経営者の方々での共通のテーマでもあり、お互いの経験や考えを交換し合ったり、それに関する感想を言い合ったりするのはとてもよい勉強になるものです。もちろん、経営はそれだけではありませんが、ある意味一番大事で難しいのが「人に関すること」なのです。
経営者が単に好きな事業を好きなようにやりたいだけであれば、何も組織を作らないで一人でやればいいのです。なぜ会社を作り、組織で活動するのかといえば、一人ではできないことをやりたいからです。ところが、人が集まればベクトル合わせ・コミュニケーションなどの難しさもどんどん増えます。そうなってくると、結局経営者は、自分が自らやりたかったことをしている時間よりも、人をうまくコントロールする時間の方が長くなったりするものです。さらに、事業というのはお客さんあってのものですから、社外との関係作りもとても大切になります。
会社を作るというのは、要するに、自分が自由に仕事をできる時間を増やすことではなく、社会の中で組織がうまく機能する状態を作り出すことに時間を費やすことになるのです。もちろん、それはとてもやり甲斐がありすばらしい仕事なのですが、若いうちはそれに気付けず、自分が旗を振れば自分の力で事業がうまく回ると信じて、事業を立ち上げてしまうもので、そうすると自分が本来やりたかったこととのギャップに苦しむことになる人も多いことでしょう。すばらしい能力を持つ人がすばらしい経営ができるとは限らないのです。
会社の中も、会社の外も、一番大事なのは「人」です。人と人のつながりで仕事は生まれるということを忘れてはならない、ということを、経営者は皆知っています。なので、経営者の方々とお会いしてお話しすることはとても勉強になるのです。もちろん、今経営者でない人の中にも、そのような経営目線で考え、行動できる人はたくさんいます。そういう人たちが将来の事業・会社を立ち上げたり発展させたりしていくことになります。力があれば経営ができるというものではなく、「人」がしっかりしているかどうかが、とても大切なのです。