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プログラミングでメシが食えるか!?

仕事は作り出す!

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今日は昨日のブログ記事「提案用のプロトタイプ:一応動く状態に!」で書いた案件の打ち合わせに行ってきました。

昨晩帰宅してからもさらにプロトタイプの調整を行い、出社してから動作確認をさらに行い、リモートからデモを行える状態にセットアップして、午後の打ち合わせに向かいました。

客先から下記のような構成でデモ環境に接続して、実際に動かしながら見ていただきました。

MacBookAir:E-mobile:インターネット
MacBookAir:PPTP:会社
MacBookAir:RDC(リモートデスクトップ):会社のテスト用クライアント(Windows機)
MacBookAir:ssh:Linux機

Linux機で対象のプログラムのログなどを表示しながら、Windows機にRDCで接続し、操作を行って動きを見ていただくような感じです。

2週間前の打ち合わせの時点では、「できると思いますよ」という状態でしたが、途中のメールのやりとりで「本当に進めている」とやる気を見せ、今回は「大体動く状態です」となり、当然ですがお客さんの反応も良く、「これは本気で具体的に進めますか!」という感じになりました。

プロトタイプとはいえ、プログラム構成や基本仕様に手抜きはなく、お客さんから「こんな場合はどうなりますか?」という確認がきても「それは配慮してあり、こうなります」とすぐに答えることができました。もちろんまだいくつか課題はあるのですが、それも具体的に課題が見えているので、後はどう決めてどう進めるかというだけです。

仕事の合間や移動中・自宅で実質合計3日間くらいで4500行くらいのC言語ソースからできているプロトタイプを作り、デモができる状態にしました。その背景には、私の、あるいは当社の得意分野なのでノウハウも参考にできるソースもたまっていたという点がポイントです。ゼロから考えながら作ったのではとても間に合いませんし、できるかどうかも怪しいところです。

ここまでの作業は、お金の話も決めていませんし、全く話がなくなる可能性も高かったもので(まだその可能性はありますが)すが、それでもプロトタイプを作った理由は、「やりたかったから」「やればノウハウになるから」「他の製品にも応用できそうな技術だったから」です。かりに商談が流れても、全く損した気持ちにはならないでしょう。

技術の仕事のやりがい・楽しさはこういうところだと考えています。仕様書通りに作る仕事ではこういう楽しさはあまり感じられません。もちろん、楽しいだけでは趣味になりますから、きちんと仕事に結びつけなければならないのですが、楽しく前向きにやっていれば、仕事に結びつく確率も高くなると経験からわかっています。

営業は御用聞きではなく、仕事を作り出すのが仕事、と言いますが、技術も同じだと思います。受け身の仕事では楽しさが半減・・・いやいや、もっと差があるかもしれません。しかも、好きな分野のノウハウが蓄積でき、将来の展望も広がっていくということで、やっぱり技術も、生み出して提案する姿勢が大事だと思っています。

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