集まりに参加するときの心構え
社内会議をやらない会社はまずないと思いますが、その場で発言する人は何人いるでしょうか?
一方的な報告・連絡であれば、関係者全員が時間を取って集まる必要はあまりなく、書面やメールで十分かも知れません。集まるということは、話し合いをしたいから、というのが一番の目的でしょう。
しかし、多くの場合、会議で発言するのは、ほぼ毎回決まった人だけです。
「発言してくれないなら、指名すれば?」といわれるかも知れませんが、私がポイントだと思っているのは、「参加する姿勢」です。
会議に限らず、集まりに参加するときに、進んで参加しているのか、参加させられているのかの違いは大きいと思います。参加させられている人は、興味がなければ聞き流しますし、発言などまずしないでしょう。当然ながら、参加してもあまり得るものはないでしょうし、場としてもその人が参加した効果はあまりないでしょう。
発言するほどでもなくても、興味はある、という場合もあると思います。実はその場合は姿勢でわかるのです。発言者の顔を見ていたり、うなずいたり、何かメモをしたり・・・「聞く」といっても、これは進んで参加しているといえるでしょう。発言者も、そのように聞いてもらえると、発言に力が入るものです。
会議だけではありません。メーリングリストも同じですね。メーリングリスト参加者全員に関係があるような問いかけをしても、一人二人しか反応しないようでは、問いかけをした方ががっかりしてしまうでしょうし、そもそもやる気あるのか?と感じるものです。
「講演」と「会議」は別のものなのです。もちろん、講演でも、聞き手の反応によって場の雰囲気は全く異なりますので、参加する姿勢は大きな影響を持ちますが、それ以上にミーティングでは参加した一人一人の積極性がとても大切なのです。
昨日のブログで紹介した、2つのライブは、ちょうどこのような違いがあり、TJライブは会議型、とことんライブは講演型でしょう。とことんライブは演奏者がプロクラスですので(私は場違いでしたが)、聴き手は飲んだり食べたりしながら、好きな曲は聴き入り、興味がないときは雑談する、という感じで、それが自然な状態です。一方、TJライブはお客さんが交代で演奏しますので、自分が演奏する時だけでなく、聴くときにもかなり参加しています。どちらが良い悪いではなく、場が違うわけです。
二日連続でライブに参加して感じたのは、、やっぱり聴き手も参加してくれた方がやりやすいということです。TJライブでは演奏の上手い下手に関係なく、会場全体が一緒に盛り上がる感じがあり、演奏する側としても、とても精神的に楽なのです。とことんライブは演奏側のレベルが問われます。演奏で引きつけられないと、単にしらけて終わる感じでしょう。もちろん、熱心に聴いてくれる人がいるとかなり精神的に楽になり、演奏に熱が入ることは言うまでもありませんが、それは演奏する側のスキルにかなりかかっています。まさに、講演と会議と同じ感じですね。
話を戻すと、講演はともかく、会議に参加するなら、ちゃんと姿勢としても参加しましょう、ということです。皆が心から参加している会議なら、きっと議論も有意義なものになるはずです!もちろん、講演でも意欲的に聞く方が話し手が燃えるので、お得です。。