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プログラミングでメシが食えるか!?

発言や提案は、まずは自分が主体のことを中心に

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今日のミーティングで、「今後どんなことに取り組んでいくか?」というような話題の時に、あるメンバーが、自分がほとんど関与していない事業に関して、「こうすれば良い提案が出来るんじゃないか?」というような話をしました。ここで会長が「そんなことより、自分の事業の方は考えているのか!」と雷を落としました。

さて、何が悪かったのでしょう?

勤務時間中のミーティングは雑談ではありません。役立つ話をするために関係者が集まっているのです。自分がほとんど関与していない事業に対してアイディアを出したところで、何か役に立つのでしょうか?もちろん、彼がその事業に関して自ら調べたりしたうえで話をしているのなら価値はあります。しかし、彼の提案内容は、多少なりともその事業の業界の様子やお客さんのことを知っている人からすれば「なにを知りもしないで・・・」というような内容だったのです。もちろんそれでもひょっとしたら役に立つ可能性もありますから、何もいわないよりは良い点もあるとも言えます。

それよりも問題なのは、自分の事業の問題の改善に真剣に取り組んでいる様子が見られないことなのです。「他人のことを言う前に、まず自分」ということなのです。

さて、アイディア出しについても勘違いが良くあります。例えば、私が先週の金曜日にBOOKSCANさんを訪問し、学んできたことをミーティングでいくつか伝えました。ツイッターをクレーム対策に活用している点に関心を持ったあるメンバーが、「我々もブログやツイッターを活用してみれば」というような発言がありました。しかし、実は当社でツイッターのアカウントを持っているのは、ほんの数名で、ブログを書いているのも数人です。実際に体験すらしていないメンバーから「活用しよう!」と言われたところで、「その前に自分で使ってみろよ」と言いたくなるわけです。BOOKSCANさんがスキャン代行サービスをはじめた背景には、関係者が自ら書籍の電子化を自分でやっていたりして、その手間を感じたりしたから、事業になると考えたわけです。自分が全く関与していない分野で良いアイディアなどそうそう出るものではありません。

提案・発言をするときには、まずは「自分が主体となれる分野の話を中心に!」というのはとても大切なことなのではないかとあらためて感じたのでした。

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ミーティングでは、持ち回りで参加者がスピーチをする時間もあるのですが、今のテーマは「他の参加者が興味を持つような話をしてみる」という、要するにスピーチの練習をしています。今日の担当メンバーは、顧客満足度に関する、さらりと当たり障りのない話をしてあっさり終わってしまいました。「それはあまりにもあっさりしすぎじゃないの?」と言うことで、企画のIさんが「実はこんなパワポを作ってあったので、少し掘り下げましょう」とプロジェクターで資料を写しながら顧客満足度に関して説明をしてくれました。その後私も、前述したBOOKSCANさんのツイッター活用を、BOOKSCANさんのホームページや、ツイッターの画面を見せながら説明しました。「今日の担当と分かっているのだから、せめてこのくらいはやってよ」と言うことで。

その後そのメンバーは企画のIさんに、スピーチの準備のしかたなどを教わりに来ていました。良い心がけです。社内での失敗はたくさんしてくれて良いのです。そこで学んで、良くしようと取り組んでくれれば価値があるのです。私は彼にブログも勧めました。ブログを毎日書こうと思うと、普段気にとめないような出来事でも、ひょっとしたら何かのネタになるかな、と、調べたりメモをしておいたりするようになるからです。何かの話題になったときに「あぁ、その話題なら、こんな情報があってね・・・」と掘り下げられる人は、日頃からそういう積み重ねが出来ている人なのです。皆の興味を引くような話を出来るようになるためには、誰もが知っているような浅い話だけでは難しく、少しでも深い、普通の人が知らないようなところまで話が出来るから、興味を引けるわけです。努力や積み重ね無しで出来るようになることではありません。

ということで、まずは社内でプレゼンや司会進行の練習をしながら、痛い目にあいながら自分の悪いところに気付き、きちんと日々努力するようになって、お客さんの前で良いコミュニケーションが出来るようになってくれればという思いから、ミーティングなのか練習会なのか微妙な取り組みを毎週続けているのでした。

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