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プログラミングでメシが食えるか!?

スキャン代行サービス:BOOKSCANさんを見学

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たまたま著書をスキャンサービスの評価に使うというご縁から、スキャン代行サービスのBOOKSCANさんを見学させていただく機会をいただきました。まあ、一応著者の立場からの参加ということになりますが、私の場合、執筆は副業であり、本業のアピールを兼ねているということで、執筆でメシを食っている方とは基準が全く異なると思いますので、あくまでも個人的な興味から見学をしたという感想を書かせていただきます。

Bs1
綺麗にしたばかりの入り口付近!

ちょうど社内でも自炊(自分で本をスキャンする)の話題は盛り上がっているところでした。メンバーの一人がもうすぐ結婚するということで、多くの蔵書を持つ彼は当然本の処分を迫られ、最初は中古屋さんに引き取ってもらおうかという話でしたが、他のメンバーたちが共同してオークションに出す作業を請け負うということで、そのときにも、実は裁断してから出品した方が高いという話になったり(実際は彼の蔵書があまりにも綺麗で初版が多かったりしたので、そのまま売る方が価値がありそう、となったのですが)、別のメンバーは部屋の中の整理のために、裁断機とスキャナーを買っていたりと、社内でも盛り上がっていました。

Bs2
我が「ドジっ娘リーダー奮闘記」をBOOKSCANさんでスキャンしてもらったデータだそうです。同行した記者の方が依頼してくれたものだそうです。私もちょっと欲しい・・・

私自身は本を電子化できるのは便利だとは思うものの、裁断はイヤと思っていて、それほど興味はなかったのですが、自炊の他に、見学させてもらったBOOKSCANさんのようにスキャン代行サービスもすでに複数の会社が誕生しています。BOOKSCANさんはその中でもかなり本格的に事業化している会社さんではないでしょうか。といっても、実はまだ今年立ち上げたばかりの会社さんです!

はじめに会議室で事業の説明をしていただき、それから見学させてもらいました。細かいポイントは同行していた記者の方から正式な記事として紹介されると思いますので、私は単に個人的な感想を書いておきます。

メンバーからも「是非見てきて欲しい」といわれた、スキャン用の機材ですが、事業を始めた当初は民生用の一般的な機材だったそうで、その後3ヶ月で業務用に入れ替えたそうです。ポイントはスキャンしたときに黒が綺麗にでなかったことや、作業効率だそうです。民生用が特に仕上がり的に悪いとかいうことはない(というより、良くできている)そうです。

BOOKSCANさんは裁断してスキャンした本を返却しません。これは、不正利用防止のためだそうで、あくまでも本を購入した本人が自分のためにスキャンすることをサポートした、という形態にすべきという観点だそうです。もっとも、スキャンしたデータ自体はプロテクトがかかるわけではないので、いくらでも他人に渡せてしまうとは思いますが、それはデータを管理する側の責任でしょう。

サービス利用者は、大体50冊くらいまとめて依頼してくるようです。現在BOOKSCANさんでは納期が3ヶ月くらいかかることもあり、まとめての依頼が多いそうです。本の種類としては、マンガなどが多いかと思ったらそうではなく、技術系をはじめとして、分厚い真面目な本が多いそうです。確かに技術書などは本自体にモノとしての愛着があるというよりは、内容が必要なわけで、裁断に抵抗感があった私も、技術書ならスキャンして電子化するのも良いかな、と感じました。

さて、スキャン代行サービスに関してはこのくらいにして、それよりも私が今回の見学で感動したのは、BOOKSCANさんの皆さんのスピード感です。今年に入ってからこういう事業をやろうということになり、小さな部屋ではじめて、作業の標準化や、システム化をどんどん進め、大きな場所に引っ越し、さらに作業効率・ミスの低減を目指してシステム化を進め、今日見せていただいた時点ですでにかなりシステム化されています。工程管理はiPadを端末として活用していて、システム開発も自分で開発され、構築・管理も自分です。このスピードは好きで取り組んでいる本人たち以外では無理ですね。会社の発展の様子は、表にまとめられていて、さらにスナップ写真などもきちんと保管されていて、興味深く見せてもらいました。

スキャン代行サービスで時間がかかるのは、チェック行程だそうで、裁断・スキャンは実はそれほど時間はかからず、そのあとのデータの確認を人がしっかりすることに労力がかかるのだそうです。

また、社員のほとんどは小学校時代の知り合いだそうで、試行錯誤しながら進めているため、朝決めたルールを夜には変えるという朝令暮改はしょっちゅうなので、気心知れた人でないと無理を言えないから、だそうです。このあたりもスピードのポイントでしょうね。

さらに、この先の事業のことも考えられていて、もちろんここでは紹介しませんが、スキャン代行サービス自体の将来性を含め、どうやって付加価値を生み出すかなど、真剣に考えているそうです。こうやってニーズをつかんで事業化するパワーがすばらしいと感じる一方、関わっている人たちは本当に一生懸命で、人としても良い感じの人が多いのは毎回感じることで、やっぱり自力でがんばっている人たちに悪い人はいないのでしょう。

若い皆さんでしたが、このスピード感と、本気を感じる眼差しが、今日一番の収穫でした!

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