iPhoneをギターマルチエフェクターに(AmpliTube for iPhone&iRig)
すでに佐々木さんがだいぶ前に紹介してますが、iPhoneをギター用マルチエフェクターに変身させるソフト:AmpliTube for iPhoneです。一応使ってみようかと、Free版を入れてみました。
しかし、問題はギターをどう接続するかで、本来は純正のコネクター(iRig)が登場するのですが、まだ発売開始になっておらず、皆さん試行錯誤して鳴らしているようです。
とりあえずLIC-iREC03Pのライン入力で何とかならないかと思ったら、全く駄目でした。。
iPhone用のマイク付きイヤホンを使うと簡単に音が鳴りますので、イヤホン端子のマイク入力でないと駄目みたいです。4極のコネクターを探したのですが、iPhone用ヘッドホンのケーブルを切らないと駄目かなぁ、と思っていたところ、たまたま昔買ったハンディビデオ用のケーブルが目にとまりました。ばっちり4極です。L+R+映像で、赤がマイクに相当します。が、そのままギターにつないでも鳴りません・・・というより、マイクとして認識してくれないみたいです。
ネットで情報を探すと、どうやらプリアンプを介すとOKらしいということで、インピーダンスか何かをチェックしているのかも知れません。認識するとこんなメッセージが出るのですぐわかります。
ということで、プリアンプをつないで演奏してみました。
フリー版だとエフェクターが少ないので、とりあえず歪みものを・・・。プリアンプはアコギ用のもので、全てフラットでスルーさせています。録音もiPhoneでやりたかったのですが、さすがに無理なのでTASCAM GT-R1を使いました。
こんな感じに、黄色と白は音声出力、赤を入力として接続します。
さらに拡大した様子です。黄色と白をヘッドホンに、赤をプリアンプ、という感じです。今回は録音したので、ヘッドホンではなくレコーダーにつないでます。
何の加工もしてないのでモノラルです。モノラルスピーカーだと音が出ないかも知れませんので、その場合はヘッドホンなどでどうぞ。
音質はかなりいけてます!普通のマルチエフェクターに何らひけを取らない感じです。が、おそらくモノラルアウトということと、レイテンシーの問題はちょっとあります。アンプシミュレータをONにするとそれほど感じないのですが、OFFにするとピッキングに対して音が鳴るのが少し遅れます。レイテンシーは設定で2段階の設定があり、短い方にしているのですが、それでも少し遅れます。クリーントーンだと気になるかも知れません。iRectools02よりは全然マシですけど。
ということで、精密な演奏にはちょっと厳しいかも知れませんが、歪ませて派手な曲なら大丈夫でしょう。お金を出してさらにプラスのエフェクターを買うか、また、専用のコネクターを買うかは微妙なところです・・・。
でも、実は昨晩のライブで、ギターアンプが1つしかなく、私のギターは他の方のマルチエフェクター経由でラインで鳴らしてもらったのですが、そんなときにiPhoneとコネクターを持っていれば使えるというのは、緊急用に良いかもしれませんねぇ!