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プログラミングでメシが食えるか!?

学生さんと会話して感じること

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先週のことなのですが、新卒求人で学生さんと面接、それとは別に当社会長のお知り合いの息子さんとの面談を行いました。最近の若者は・・・という表現もよく聞きますが、いつの時代でもがんばっている人はがんばっているものです(抽象的でよくわからない表現ですが)。

そんな中、学生さんとお話しをして毎回思うのが、やっぱり技術志向が強いということです。IT系に応募してくるのでもちろん技術者を目指す人がほとんどなのは当たり前なのですが、たとえば、「いま(学生)のうちに、何をしておくのがよいでしょう?」という質問に対し、

・プログラミングでは自ら何かを作り上げることに挑戦する。
・コミュニケーションは技術以上に身につけるのが難しいので、今のうちから様々な人に会って話をする経験を。
・言葉遣いや姿勢・服装などに注意すること。特に言葉遣いはなかなか直せないものなので。

というような話をすることが多いのですが、学生さんからさらに突っ込んだ質問がくるのは間違いなく技術に関した部分です。「言語はなにが良いか」とか、「作ってみるものは何が良いか」とかですね。

IT系の仕事でも、他の仕事と同じで、仕事は人と人との関係から生まれます。良好なコミュニケーションと信頼関係なしに仕事はまず成り立ちません。世界一、あるいは日本一の技術力を持っていれば、コミュニケーションなど無視しても仕事はあるかもしれませんが、普通は技術力以前にまず人です。人前で話をすることや、相手の話を上手に聞くことはもちろん、そもそも日本語の使い方一つで、自分を高くも低くも相手に印象づけてしまうのです。友達と話をすることと、仕事の話は全く別なのです。ところが、そういう注意を普段からする癖をつけていないと、突然仕事だからといって急には直せないものです。

年寄りの戯言と思われるかも知れませんが、私がまず引っかかる言葉遣いに、「は〜」(発音だと「わぁ〜」です)があります。

「学生時代に努力したことなどんなことですか?」
「わぁ〜、資格を取ることとかです。」

この表現は、年が上の人はまず使いません。私は「わぁ〜」を聞くと、個人的に何となくだらしなさを感じます。おなじように「それってぇ〜」とか、「**だしぃ〜」とかいう表現も使いません。仲間同士で使うからといって、仕事で相手が不快に感じるかどうかは全く別です。逆に考えれば、こんな些細な言葉遣いで自分を低く見られてしまう可能性もあるということです。

「すごくうれしい」を「すごいうれしい」と表現するのも同様です。最近ではテレビでも「すごい」が連発されている感じもしますが、やっぱりちょっと引っかかるものです。

私自身の日本語がどのくらい正しいのかという問題もありますが、大切なことは、「気をつけているかどうか」ではないでしょうか。言葉遣いは、つまらないことで相手に不快感を与えないための、気配りの一つだと思います。

言葉遣いが綺麗な学生さんと話をすると、それだけでも心が洗われる感じを受けますし、実際、言葉遣いが綺麗な人は、人としても信頼できる人が多いと感じます。コミュニケーションの基本はまず気配り、そのベースになるのが言葉遣いということで、気をつけたいものです。

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