ブロガーミーティング:ソフトウェアエンジニアリングを取り巻く環境と動向
昨晩は今年最初のブロガーミーティングで、講演は森崎さんの、
「ソフトウェアエンジニアリングを取り巻く環境と動向」
~ 国内外での動向と商用開発、実務経験者を対象にした事例
でした。
いわゆるソフトウェア工学が森崎さんの専門で、講演内容もまさにそのもの。でもこういうネタは専門家以外も聞いている場所での講演は結構難しいもので、プログラマーの私はなかなか面白い内容でしたが、かなりマニアックな内容でもありました。
細かい内容は、専門外の私が説明する意味は無いので、森崎さんのブログなどを見ていただきたいのですが、最後の方で、森崎さんの目指すところは共感した部分です。
ソフトウェア開発者と研究者の連携を図りたい、というものです。私もそう思ってWIDEプロジェクトに参加したりしてきましたが、ソフト開発者、特に企業でのソフト開発者と研究者の接点というか、考えている方向性はかなり異なるというのを痛感しており、一番わかりやすく言えば、企業ソフト開発者の目指している(やらなければならない?)ところは、やっぱりある意味、儲けにつながる開発であり、研究者の目指しているのは、客観的に極論すれば、論文になるもの、ではないかと感じてます。もちろん他の目的もたくさんありますが、この違いが結構溝を作っている気がします。
本当は森崎さんの目指すように、現場の開発者と研究者が連携して、「互助関係」になれれば、お互いもっと幸せになれるはずです。が、企業の開発者は多くの場合、ほとんど情報を公開できない状態で仕事をさせられますし、研究者としても、やっぱり新規性の高い分野に注目しがちとか、いろいろなすれ違いがあるのではないかなぁ、と感じています。
さて、他にもオフレコの話題などで盛り上がった森崎さんの講義のあと、いつも通り懇親会で盛り上がりました。
懇親会で松尾さんに遊ばせていただいた、Fingeristはけっこうそそられました。
うーん、他にもiPhoneでコントロールするヘリ(?)とか、松尾さんのブログは目に毒です・・・。