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プログラミングでメシが食えるか!?

製品関連で大忙し

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今日は回線遅延シミュレータ:Ethdelayをインストールしに、サードウェアさんに行ってきました。サードウェアの久保社長は一応オルタナブロガーなのですが、最近更新してないですねぇ。

今回は特別に、ソフトのみの販売という感じです。サードウェアさんで扱っているDRBDの動作確認に使いたいということなのですが、Armadillo版よりはもう少し性能が高いものが使いたい、かといってEthdelayProほどは要らないということで、それならハードとOSを用意してもらい、ソフトだけで渡しましょうということになりました。サードウェアさんはLinuxのプロですので、環境関連は自分で何とかしてくださいということで、特別の対応としました。

DRBDは一言でいえばハードディスクのミラーリングをイーサーネットで実現するようなもので、今回確認したいのは、同一拠点内のミラーリングに加えて遠隔地にもミラーする構成にした場合に、回線遅延がどのくらい影響するかを見るという内容です。いわゆる、ディザスタ・リカバリ用途ですね。

Ethdelayは、大体週に2個ずつくらいの販売が続いていて、高性能版のEthdelayProも密かに(?)発売開始となり、納品用のハードもとりあえず2台用意できて、1台はまもなく出荷です。EthdelayProのハードはポートウェルさんから仕入れていますが、先日1台持ってきていただいた際に、「ブログ見てますよ−。Kodakの2眼デジカメ、私も使ってます!」とマニアックな話で盛り上がったりしてました。

回線遅延のシミュレーションは、やろうと思えばLinux等に詳しい人であれば自作もできないことはありません。また、どちらかといえばエンジニアが使うツールですので、数はそれほど売れないだろうと考えていたのですが、コンスタントに売れています。実際は運用の方に使っていただいたり、エンジニアの方も手軽に便利に使えるということで、意外とニーズはあるものだと販売してから知ったようなものです。まあ、売れてもほとんど儲からないのですが、役に立つ製品を提供できているという喜びは感じられますし、Ethdelayをきっかけにさまざまなお話しが広がるなど、間接的にもメリットはあると思っています。

少しずつ機能も増やしていますが、次に是非欲しいと言われているのが、シナリオ的な機能です。パラメータを時間に応じて自動で変化させたいという要望です。技術的にはなんの問題もないのですが、使いやすいユーザインターフェースを考えたり作ったりするのが大変そうなのですよねぇ。

似た仕組みを使った新製品の製品化もスタートしました。近いうちにブログで公開しようと思っていますが、これまたなかなか便利に使えそうな製品です。ネットワーク関連で、こんなことできないの?というお話しがあれば是非お声がけください。汎用的なものであれば製品化も考えますし、面白そうであれば仕事抜きで作ってしまうようなメンバーたちですので。そのうち本当にそれなりに儲かる製品も欲しいところですが、まあ、皆さんに喜んでもらえるものを作っていけば、そんな製品も生まれることと信じてがんばります。

ちなみに、不正接続検知システムの最新版、IntraGuardian2@ITの広告記事)はお問い合わせ・ご発注をたくさんいただいており、メンバーの対応が追いついていない状態でご迷惑をおかけしております。安定した対応ができるようにさまざまな検討を続けておりますので、あたたかい視線で見守っていただけますと幸いです。何しろ利幅が少ない状態で体制強化などもなかなか先行でやりにくく、もっと製品価格を上げるべきという声もあるのですが、この価格のおかげでセキュリティ対策にも手が出せる、という声もたくさんいただいておりますので、安価でもしっかりやっていけるように工夫してがんばっているところです。

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