トイデジ？Kodak EasyShare V705

今日は休日ネタです。昨日のブロガーミーティングでも一部の方にお見せしたのですが、「海外からの転送サービスを使ってみた」でちらっと紹介したデジカメをご紹介。

もう生産中止になってしまっているのですが、KodakのEasyShare V705というデジカメです。ジャンルとしてはコンパクトデジカメですね。

こうやってみると、ただの四角いデジカメに見えますが・・・

なんと！デュアルレンズなんです。CCDもデュアル。何のためのデュアルなのかというと、上のレンズは35mm換算で23mmレンズ相当と超広角の固定焦点レンズ（ピントもパンフォーカス）、下のレンズは39-117mmのズームレンズなのです。最近でこそ24mmくらいからのコンデジも登場していますが、当時は35mmくらいからのズームが多く、超広角を実現するためにこのデジカメはレンズもCCDも２つ入れてしまったという画期的なものだったのです。もっともV705は2機種目で、V570が初代で、その改良型になります。

Schneider KREUZNACH C-VARIOGONというレンズ名称に「うぉ！」と反応してしまう人はクラカメマニアですね。Kodakはレチナという35mmレンズシャッターカメラが当時有名で、そのレンズにシュナイダーのレンズが使われていたりしたのでした。私が昔持っていた戦前のレチナの紹介ページをどうぞ。ちょうどシュナイダーのクセナー付きでした。もう手放してしまいましたが。。

まあ、販売されていた当時から何となく知っていたのですが、結構高かったのと、コンデジに興味がなかったので・・・。最近サイクリングでコンデジというかトイデジを使い始めてから急に欲しくなり、海外から取り寄せたのは先日のブログで書いたとおりです。

超広角以外でも、特徴は結構たくさんあり、動画撮影中もズームが可能であったり、レンズは屈折光学系なので全く繰り出さない、カメラ本体で3コマを連結してパノラマ写真が作れるなど、楽しめるカメラです。起動も結構速いです。もちろんアメリカものに多いVividカラーモードもついてます。操作もなかなかシンプルでやりやすく、特に露出補正のやりやすさと、方眼をガイドに出せるのはお気に入りです。

米国のAmazonのショップから取り寄せたので、どんなものが来るかは全くわからなかったのですが、本体はまあ並品。付属品は結構少なくなってました。カメラドックは日本向けには付属してないもので珍しいのですが、肝心のV705用のアダプターみたいなものがないのでぐらぐらしてしまいます。充電電池は空輸安全対策で抜かれてました。

電池がなくてはさすがに外で使えないので、国内の互換電池専門店から購入しました。

うーん・・・送料や電池など結構追加でお金がかかってますねぇ。。でもここで終わらないのが趣味人の辛いところ・・・

付属品で足りないものなどをアメリカから取り寄せるかとか思っていたのですが、結構送料が高いので悩んでいたら、なんと！ヤフオクでほぼ未使用でしかも即決のものがかなりお得に出てたのを見つけてしまいました。これはすぐに落札しないと絶対に他の人に買われてしまいます。実は結構このデジカメは人気で、プレミアつきで売られることもあるくらいなのです。

で、結局超貧乏状態にもかかわらず、妻に無理矢理頼んで小遣い前借りし（？）、GETしてしまいました。

今度は国内向けのまさに新品状態で、付属品も全て揃ってます。状態も完璧！予約特典で付属していた本革ケースもついてます。すばらしい！
シルバーとブラックが揃ってしまいました。もっとも、海外では他にピンクも売られてました。

カメラドック用のアダプターも付属していたので、ようやくまともに使えます。まあ、わざわざこんなものに乗せて映像を取り込んだり充電したりしないですけどね。。

大きさが良くわからないと思いますが、実は結構小さいのです。携帯電話くらいです。お気に入りのVivitar VC5050と並べてもそんなに変わりません（VC5050もあまり見たことがある人はいないと思うので比較にならないですね）。少し重たいですけど。

ということで、すでにいくつかブログで作例は載せてますが、超広角23mmは都会で楽しめます。高層ビルとか高速道路とかを見上げてとると面白い絵ができます。

カメラ本体でできる3コマでのパノラマ写真も楽しめます。

動画もいい感じですが、載せるのが面倒なのでまたこんど（？）。Kodakはすでにデジカメから基本的に撤退してしまったようで、こんなに独創的で楽しいデジカメを作っていたのに残念です。実は私の一台目のデジカメはDC260というKodakのデジカメでした。OS内蔵のデジカメで面白い機能やマニアックな部分もあったのですが、いまいち使いにくいカメラでした。これは母親に昔貸したまま、今でも実家にあるはずです。

うーん・・・がんばって働いて前借り分を返済せねば・・・。