トイデジ
銀塩カメラではトイカメラと呼ばれる、チープながらも味わいのある描写が人気のカテゴリーがありますが、デジタルカメラでもトイデジという呼び名で同じようなカテゴリーがあるようです。
最近、サイクリングを始めたので、気軽に持ち歩けて、どうせなら何の変哲もない景色が面白く写るカメラを持ち歩こうかと考え、銀塩だとフィルム代や現像代がかかるので、トイデジを探してみました。国産のデジカメはきちんと写るものばかりで、海外製が狙いのようで、とりあえず3つGETしてみました。
まずはトイデジの中ではまともな、ViviCam5050というカメラです。この写真もこの先で紹介する別のトイデジで撮影しているのでいまいちな写真ですが・・・。防水ケースもついているものにしてみました。
このカメラはカラーモードが面白く、Standard,Vivid,Sepia,Monochromeが選べます。Vividが特に楽しめます。先日の日曜日にUPしたサイクリングの写真は全てVividモードです。まるで西海岸のような派手な色合いになります。
Vividモード:濃いです。
Standardモード:普通以上に淡い感じです。
Sepiaモード:古くさい感じ。
Monochromeモード:これまた渋い。
まあ、デジタルなので、PCで画像処理してもできますが、個人的にはあまり画像編集ソフトでいじるのは好きでなく、やっぱりカメラ自体で工夫できる方が楽しいと思ってます。
液晶モニターもあるので、マクロでも安心して撮影できます。
セピアも結構良い感じです。
ズームはデジタルズームなので使う気はしません。本体のレスポンスも遅いですし、手ぶれも起きやすいです。まあ、そんなところも含めて味と言うことで。。
つづいて、VistaQuestのVQ1005とVQ1015Classicです。
これはとても小さいのですが、液晶モニターもついていないので、デジカメというより銀塩カメラに近い感覚です。
なぜ2つ買ったかと言えば・・・2つ買うと送料無料になったのと、VQ1015Classicの方が味があるという意見と、VQ1005の方が好みという意見があったからで。。実際この2つは結構違います。比較写真を紹介しようと思ったのですが、あまりにも失敗作が多く、ろくな写真でなくてすみません。
VQ1015Classic:ハイコントラストでクールな色合い
VQ1005:暖色系
実はこのシリーズは致命的な欠点があり、本体内蔵メモリーがSDRAMなので、電池を常に使いながらデータを保持します。SDカードを使えば本体メモリーは要らないのですが、電源を完全にOFFにするには、電池を抜くしかありません。結構あっという間に電池がなくなると言われてます。個体差も大きいようですが、エネループを使うと、VQ1015Classicはかなり良い感じに使えますが、VQ1005はあっという間に電池切れと言われます。NiMHの電圧が低いのが気に入らないのでしょう。
モードも保持してくれませんし、シャッターボタンを押してもいつ写るかちっともわからないですし、ファインダーも全く当てにならず、まあはっきり言って勘で撮影する感じです。遠景と近景の切替もできますが、それもいったいどの辺でピントが合うのかは難しいところです。少なくとも無限遠にはピントは合いません。ディープです・・・。
まあ、そんな感じで、トイデジは結構楽しめます。VQシリーズは難易度高いですが、液晶モニターがついた機種なら、まずまず普通にも使えますし、独特の味わいも楽しめます。観光地などに行けば、被写体自体に味があるので、綺麗に写るカメラで良いのですが、街の中や日常では綺麗に写っても面白くなく、こういうカメラで撮影すると楽しいものです。私がはまっていたクラカメもそんな感じでした。トイデジは安いですし気軽に楽しめて良い感じです!