不正接続検知システム販売目標達成!
今日の時点で、不正接続検知システムIntraGuardianの年内販売目標がほぼ達成できることが確実という見込となりました。IntraGuardianは3年前くらいから製品化を進め、今年に入ってから「簡単・つなぐだけ」をコンセプトに方針を変更し、春に展示会出展、夏にプレスリリースと展示会出展、その後セミナー開催やDM送付、さらにその頃から販売店契約を進め、秋の時点で「年内にこれだけ売ろう」という具体的な目標を設定し、それが達成できなければ、自分たちの力不足、もしくは、製品ニーズがない、製品化ターゲットの見直しなどが必要だろうということで、メンバーが一丸となって取り組んできました。
秋が終わる頃の時点で実は引き合いは多いものの、なかなか受注まで漕ぎ着けない、あるいは小規模の導入がほとんど、という状況が続き、これは目標達成はかなり厳しいかも知れない、という見方もあったのですが、冬が始まる頃から販売店さんも本格的に売れはじめ、中規模以上の導入も決まってきたということで、目標達成が現実化しました。
これまでも社内ではCADシステムの開発販売、ゴルフ練習場向けシステムの開発販売などの実績はありますが、安価なものをたくさん販売するというパターンはいくつかチャレンジしたものの中途半端な状態になり、成功しませんでした。今回の成功のポイントは、
・メンバーたちが自ら本気で立ち上げたいと考えていた
・マーケティングや企画に詳しい人の協力が得られた
・販売店を中心とした横のつながりが持てる背景があった
・時代のニーズにマッチしていた
というあたりだと考えています。メンバーにとっても初めての経験も多く、苦しい状況も数多く経験でき、これが会社として今後の大きな糧になることでしょう。
とりあえずこの方針で発展させていくことが検討できる土俵に残れましたので、今週から次のターゲットの設定、役割分担などのミーティングを始めています。IntraGuardianは安価な製品なので数を出さなければ事業になりません。メンバーとしては儲けることももちろんですが、ブランドイメージのアピールも重要と考えています。受託開発ではなかなか社名が表に出ず、実はかなりアピールできるようなシステムを手がけてきているのですが、お客さんからの直接のご評価はいただけても社会的な認知はされにくいパターンが多いのです。儲けることとアピールすることの2つの実現のために数をたくさん出さねばなりません。
安価な価格設定は導入する側としてもメリットが大きいものです。情報セキュリティ製品は導入しても利益を直接生みません。できるだけコストを抑えたいという考えは共通しています。安価でシンプルで運用しやすい製品は、小規模の会社にも魅力的ですし、大規模の会社でも複数拠点への導入などでメリットが大きいのです。
社会貢献を実感しながらビジネス展開ができるのが製品開発販売の醍醐味です。次のさらに高いターゲットに向かい、メンバーと知恵を絞りながら進んでいきたいと考えています。