問題解決プロセスとしての「苦集滅道」
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「能動的瞑想としての散歩」というエントリを書いてから、「歩く瞑想」→「ヴィパッサナー瞑想」→「初期仏教」へと一気に関連書籍を読みあさってみました。友人の手引きも大きかった。最初はお散歩の話だったのに、思えば遠くへ来たもんだ。
図書館で借りた『自分につよくなる―サティ瞑想法』という本の中に、こんなリストがありました。
- [苦]現象の区別、識別。
- [集]諸々の現象の関係を知る。
- [滅]自分の問題の発見。
- [道]問題の解決法を実践する。
- [解脱]心が自由になった実感を得る。
問題解決のプロセスとしての「苦集滅道」 - *ListFreak
[苦]だの[集]だのというラベルは僕が付けました。
眺めていると、どこか似てますよね。問題解決に使われる方法論と。
- [WHAT]問題は何か? ― 現状の結果と望んでいる結果との違いを図に描く
- [WHERE]問題はどこにあるのか? ― 結果を引き起こしている、現状を構成する要素を図に描く
- [WHY]問題はなぜ存在するのか? ― それぞれの要素を分析し、なぜそれが問題を引き起こすのかを明らかにする
- [HOW1]問題に対し何ができるか? ― 望んでいる結果をもたらす変更案を論理的に系統だてて書いてみる
- [HOW2]問題に対し何をすべきか? ― 最も満足のいく結果をもたらすよう変更案を統合して新しい構造を作り上げる
分析的な問題解決のプロセス - *ListFreak
初期仏教はラディカルなまでに論理的なところがあって面白いです。研修ネタに織り込んでみたい。
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