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日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

問題解決としての睡眠

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 "Sleep on It: How Snoozing Makes You Smarter" (Scientific American)という記事によれば、睡眠は記憶を強化し、さらには問題を解決してくれるとのこと。似たような記事をときどき見かけますが、寝てしまっても、いや寝たほうがむしろ、いい結果が出るという証拠は、いくらあっても歓迎ですね。以下に興味深い部分を超訳しておきます。詳しくはは"Solutions in the Dark"のセクションをご参照あれ。

 

 被験者にパッと見ても分からない程度に複雑な問題(思考力を問うというよりは、多くの事物の相関を見抜くような問題)を与えます。ただ時間を置くだけで解決に至る確率は大きく高まり、その間に睡眠を取った被験者はさらに高い確率で問題を解決していました。

 別の実験では、被験者にある数学の問題とその解法を教えます。実は、その長くて面倒な解法よりもずっとシンプルな解法が存在するのですが、被験者には知らされていません。被験者はその解法を練習した後、12時間後に戻ってきてまた問題を解くように命じられます。
 何問も問題を解いていくうちにシンプルな解法の存在に気づく被験者がいます。12時間の待ち時間の間に睡眠を取らなかったグループでは23%しか気づかなかったのに対し、睡眠を取ったグループの発見率は59%にも上ったとのこと。睡眠は隠れた(明示されていない)問題をも解決する力があるのです。

 

これは「寝る前に問題を書き出しておけ」という生活の知恵を裏書きするものですね。

……と締めくくろうと思ったら、diggに同じようなコメントを発見してしまった。まあいいか。

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