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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

2012年は公式キャラクター2次利用元年になるか

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 台湾のMicrosoftの「Silverlight」公認キャラ「藍澤光」と日本マイクロソフトの「Windows Azure」公認キャラクターである「クラウディア・窓辺」の年賀状コラボ企画のニュースを見て面白いマーケティングだなぁと感心したが、クラウディア・窓辺のページに行ってさらにびっくり。
 日本マイクロソフトはこの「クラウディア・窓辺」のキャラクター利用ガイドラインを制定・公開して2次利用を許可しているのだ。このあたりの経緯は「クラウディアたんの爆誕秘話と今後を聞いてきた!!」という記事にもあるが実に面白い試みだと思う。

 くしくも先日のニコニコ学会βの第二部で濱野さんが「ニコニコ動画のようなネット上のコミュニティを使って、多人数が高速に開発を行う手法を『ニコニコ・ミク型生産方式』と名付け、トヨタ生産方式の次の日本発の手法に育てよう」という提言をされていた。私も『ニコニコ・ミク型生産方式』の一部を『ネタ・セントリック』と勝手に名付けているが、濱野さんの意見に全く同感だ。
 『ニコニコ・ミク型生産方式』や『ネタ・セントリック』を回すための大きなエンジンの一つが学会当日に伊藤クリプトン・フューチャーメディア社長からもちょっと紹介されたPCL(ピアプロ・キャラクター・ライセンス)だ。初音ミクをはじめとするボーカロイドでニコニコ・ミク型生産が活性化しているのは、クリプトン・フューチャーメディアがキャラクター利用のガイドラインとPCL(ピアプロ・キャラクター・ライセンス)を整備したからに他ならない。

 そしてPCL(ピアプロ・キャラクター・ライセンス)制定からは数年が経過し内容がこなれてきた今年、日本マイクロソフトのような大企業が自社のキャラクターの利用ガイドラインを定めたというのは、もしかすると次の大きな変化の始まりかもしれない。ちょっと探してみたところ、メディア系以外の企業だと神戸電子専門学校が広報キャンペーンキャラクター「コベコちゃん」についてガイドラインを制定した例くらいで他には見当たらない。日本マイクロソフトのガイドラインはPCL(ピアプロ・キャラクター・ライセンス)をかなり参考にしたものになっており、同人文化発祥の日本の地の利が生かされている。

 そういえばブログやSNSといったソーシャルメディアの普及期に、大手企業がブログポリシーやソーシャルメディアポリシーを策定して公開し社員のソーシャルメディア活用を後押ししたことがあった。その時に大手企業が先行して公開した文書が雛形とされて他の企業が追随する流れがあったように、2012年は他の大手企業が自社キャラクターを使った創作活動になんらかの答えを出し始める年になるのかもしれない。

===2011/12/14 16:15追記
 ちょっと趣旨が違うかもしれないが、タイムリーにAKIBA PC Hotlineが「アキバで活躍したPC萌えキャラ人気コンテスト」読者投票という企画を始めたようだ。この記事内にも

今年はPCパーツメーカーや国内代理店による「公式キャラ」の増加が目立ち、さらに賑わいをみせた一年でした。

という一節がありやはり動きとしてはそうなのだと再認識した。

よろしければ投票してみてください。

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