会社でのソーシャルメディア利用、大半は仕事以外での利用
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WebsenseがスポンサーとなりPonemon Instituteが実施した「Global Survey on Media Risks」という調査によると、過半の組織(55%)では社外の友人とのソーシャルメディアの利用を許可されているそうで2年前のITmediaの「職場でのSNSは半数以上が全面禁止、米調査」という記事と見比べてもずいぶん変わってきているようだ。だが、その一方で、仕事の生産性が落ちる(89%)、ネットワーク帯域の逼迫(77%)、機密情報の漏えい(54%)といったマイナス効果も無視できないものになっている。
この調査では、1日あたりにソーシャルメディアを利用する時間を仕事目的での利用と仕事以外の目的での利用に分けて国ごとに平均時間を割り出しているのだが、大半の国では仕事以外での利用時間のほうが長くなっている。一番ひどいのは英国で仕事での利用時間が平均30分しかないのに対して仕事以外で69分も使っている。米国、フランス、イタリアでも仕事外利用が長い。真面目に仕事に使っているのはドイツ、あとはシンガポールとインドくらいだ。
ドイツではソーシャルメディアを利用する際のポリシーもきちんと策定している企業が多く6割に上るとのこと。ポリシー策定は日本では2割程度という調査結果もあるのでドイツはかなり進んでいる。
調査結果はここで読めるし、ここからPDFもダウンロードできる。
残念ながら日本は調査対象になっていないがさて日本はドイツ型、英国型のどっちだろう?なんとなく英国より酷い結果になりそうな気がするのは私だけだろうか。
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