坊主めくりのルールを調べていてグローバル化を身近に実感した話
皆様あけましておめでとうございます。
ついに2011年に突入と言うことで、私のこのブログもこの1月下旬で5周年、6年目に突入します。5年間良く書き続けてきたなぁと自分の事ながらちょっと感心するとともに、最近は投稿数が減り気味なので気を引き締め直して今年も頑張っていきたいと思います。
さて私もお正月には実家に帰って子供や甥、姪達と遊んだのですが、その中に日本のお正月恒例の遊び「坊主めくり」がありました。ところがいざ坊主めくりを子供達に教えてやろうと思ったところ、自分の子供の頃の記憶が曖昧で正確なルールが思い出せなくて慌てました。というか、坊主めくりって多分日本各地でそれぞれのローカルルールがあって、親毎というか家毎にルールが違うからすり合わせをしないと遊べないわけです。それをすり合わせる作業も楽しみのひとつだと思うのですが、結局どの親も正確に思い出せないからとネットで調べることに。
案の定ネットには坊主めくりのルールについて聞いたり答えたり調べたり纏めたりしている人が沢山いて、中にはとてもおもしろいルールを提唱している人もいました。こういうのはネットの便利さ&凄さだと感心したのですが、ふと逆の感覚を感じてしまいました。
こうやって坊主めくりのルールをネットで調べたりしているといつか全国的にルールが統一されてしまうかもしれない。でもその結果として各地方や各家庭毎の蝉丸特別ルールなどは失われるわけで、これは逆にちょっと残念なことではないだろうか
近年世界的にグローバル化が進みその功罪もいろいろ取りざたされています。その中には反グローバル主義を掲げるような動きもあります。そしてそういった流れの多くにネットは影響を与え、逆にネットにそうした主義が持ち込まれ影響を受けることも増えてきるように思います。
仕事や家庭で既にネットに密接につながっているひとりとして、ネット住民として5年間細々と情報発信を続けて来た身としてはこういったネットの特徴や影響を忘れてはいけないと思った出来事でした。