会社配布PCが社員の働くモチベーションに与える影響は大きいという調査結果
パソコンで仕事をやるのが普通になって仕事用のパソコンは会社が用意するのが当たり前の時代だが、会社が配布するパソコンの仕様や台数については、予算やシステム部門の都合などから、結構古いパソコンを配布したり利用できるソフトウェアを制限したりといろいろな制約をつけることが多い。でもこの会社配布のパソコンが従業員に与える影響を無視できないという調査結果をみつけた。
コクヨファニチャー株式会社が行った「オフィス環境に関する意識調査」結果によると、モチベーションを左右するオフィス家具や備品は以下の順位になったとのこと。
1位 パソコン
2位 自分のデスク
3位 自分のチェアー
4位 文具
5位 ロッカー
6位 電話機
パソコンについては実に7割以上の人が働くモチベーションを左右すると回答している。オフィス環境というと机や椅子や会議室などのファシリティーを意識しやすいが、会社で配布するパソコンについても気を配った方が良さそうだ。
ちなみに電話機の順位が意外と低いが、最近は会社支給で携帯電話やデュアルフォン、あるいはスマートフォンを配布するケースが増えてきているので個人的にはこの順位が今後変化するように思う。
しかしこの調査結果はいろいろと興味深い。「オフィス環境によって仕事に対するモチベーションが下がったことがある」人は、実に82.6%で「オフィス家具や備品によって、業務効率が変わると思いますか」という設問には、91.8%が大変思うかやや思うと回答している。
驚きなのは、18,6%の人が会社のオフィス家具や備品に対する不満から、転職を考えたことがあるという結果。
景気が悪いとオフィス環境やワークスタイルの改善はついつい後回しにされがちなので気をつけたほうが良さそうだ。同じコクヨファニチャー株式会社が行った「社内風土に関する意識調査」とあわせて読みたい。