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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

JR南武線、武蔵野線、国道16号、4号の沿線住民には新しいモノ好きが多いそうだ

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 土曜日に「千葉県民 おまえらどんだけアキヨドが好きなんだよ」というエントリーを書いた。多くの千葉県民が秋葉原のヨドバシカメラと有楽町のビックカメラにわざわざ行っているという調査の話だ。個人ニュースサイトに取り上げられたのでおかげさまで千葉県民を中心にアクセスを集めている。ありがたいことだ。
 エントリーの中でちょっと茶化して「千葉県民にはオタクが多い」と書いたけど、実は以前に関連しそうな調査結果を見たことがあるのを思い出したので紹介。2009/06/10の日経流通新聞に「郊外世帯、新しいモノ好き(消費分析)」という記事で載った調査結果がそれ。

 英GMAPコンサルティングが開発したCAMEOコードという日本全国の大字町丁目(約20万カ所)を2005年国勢調査と住宅地価公示価格などをもとに、10グループ55セグメントに分類したものがある。これを使うと居住地毎の消費行動や動機の違いを定量的に比較・評価できる。
 このカメオコードのセグメントのひとつに「郊外の平均的な世帯地域」というグループがあるが、このグループの買い物に関する行動を調べると以下の3つ項目が全グループ中一位になったそうだ。

  • 「事前に雑誌やインターネットで口コミや評価を調べる」(指数=110)
  • 「買いたいモノを探すこと自体が楽しい」(指数=113)
  • 「話題の電子機器などは並んででも購入」(指数=136)

 ここで言う指数は全国平均を100とした比較値だから、特に最後の数値の突出からみて「郊外の平均的な世帯地域」はとても「新しいモノ大好き」な層だと言えるそうだ。今なら例えばiPhoneを自ら進んで購入しそれをさらに周りに薦めたり、ルイーダの酒場まで遠征してDQ9のすれ違い通信を楽しむような人を沢山含む層がこれに該当するだろう。

 でこの「郊外の平均的な世帯地域」とは具体的にどこかというと、首都圏であればJR南武線、武蔵野線の沿線や、国道16号、4号といった幹線道路沿いがそれにあたるそうだ。千葉県だと船橋市・柏市・千葉市花見川区に多いそうで、なるほどこの3地域からは秋葉原はとても便利でちょうど良い位置と距離にある。この新しいモノ大好きで買い物は選ぶ過程から楽しむ層の人たちが、毎週末秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkibaへ押し寄せているのではないか。

 ちなみに首都圏以外だと愛知近郊で豊田市・春日井市・岡崎市・浜松市、大阪近郊だと枚方市・堺市・高槻市・西宮市・神戸市須磨区・加古川市にこの層が多いそうだ。うん確かになんとなくTwitterで私がフォローしている新しいもの好きの人達の居住地と被っているような気がする(笑)

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