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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

オフィス内メルマガはオフィスライフの向上に有効

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 不景気になると会社の中がギスギスしてくるとか言われるが、社員個々人の意識としては逆に不況になると社内コミュニケーションを重視しようとする傾向があると言われている。
 例えば日本生産性本部が毎年実施している新入社員意識調査には「会社の運動会などの親睦行事に参加したくないか」という設問があるが、これに「そう思う」と回答した新入社員のは2007年度入社は14.9%、2008年度入社は15.2%と売り手市場な時期は上昇傾向にあったのに今年度(2009年度)入社組では13.3%と下降した。たぶん来年度入社組はもっと低くなるだろう。

 さてそんな社内コミュニケーションのうち特にインフォーマルコミュニケーションに関するユニークな調査結果が出ていたので紹介したい。
 森ビルが管理している六本木ヒルズやアーク森ビル、愛宕グリーンヒルズなどのオフィスビル内で働いている人たちに対して行ったオフィスライフに関する意識調査の結果では、社内インフォーマルコミュニケーションに対して78%もの人が「重要」「やや重要」だと答えたという。特に20代が一番高くその割合は85%だ。
 重要だとする理由については「新たな情報が得られるから」というのがトップで59%、新たな人脈ができるからという理由は31%だけど、こうした会社の枠を超えたオフィス単位のインフォーマルコミュニケーションに対して、先日5/2が「婚活の日」と認定されたことが報道されるなど最近話題の婚活のひとつの手段として密かに期待している人も結構いるのではないだろうか。

 森ビルでは自社の管理するオフィスビルで働く人たちに対して「OFFICE LIFE NEWS」というメルマガやWebページを使って情報配信を行っているそうだが、4人中3人の人がこうした情報提供サービスを利用する事でオフィスライフが向上したと感じているとのこと。メルマガやWebページであれば比較的安価に手軽に構築できることから考えても75%というのは無視できない数字だ。
 イントラネット上での掲示板(フォーラム)や社内SNSでも同じような効果が期待できるだろう。こうしたツールの導入時には、売上げやコストといった会社の数字に直結する視点だけでなく、情報発信に及び腰な人事部門を巻き込んで社内のインフォーマルコミュニケーションの活性化による従業員満足度向上の視点からも効果の測定や刈り取りをきちんと織り込んでおくと良い。

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