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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

ソーシャルブックマークの社内利用事例

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 弊社では以前からマイネット・ジャパンと協力しながらソーシャルブックマークの社内利用を行っている。既に利用を始めて1年半になるが、先日その対象部署を若干広げて複数の部に展開し、ユーザを増やした。

 そしてこれを機会にユーザに利用した感想などのアンケートを行った。ユーザへのアンケート調査は、最初に我々コンサルティング部だけで試行を行っていた時に続いて今回が2回目である。結果を比較分析したところ、おおむね前回と同じ傾向になったが、いくつか変化したところもあった。

20080710  まず、導入効果を探るべく利用した感想を聞いた設問では、コンサルティング部内だけで行ったときよりも、ニュースの有益度や他人とのコミュニケーションの有益性を認める声が増えた。

 そして、流れてくるニュースのうちどれをクリックするかという判断基準についての設問では、以前はタイトル、解説文、登録した人の順であったのが、今回の結果では登録した日が第3位に繰り上がった。またタグを使ったニュースの絞り込みも前回より増えた。
 部を横断した情報共有の場合、部内だけの時に比較すると人のイメージが若干希薄になる。誰が参加しているかとか他人がどんな仕事を担当しているかとかそれぞれの人の得意分野だとかを知らないケースが多いのだろう。だから人では無く、カテゴリなどのタグで絞り込む事が多くなるのだと思われる。また、ユーザ増とともに登録されるニュースの数も増えたので、日付をベースに絞り込む事も自然と増えたのではないかと推測している。

 他にもいくつか分析はしているが、残りは明後日(12日)に行われる、ソーシャルブックマーク研究会で発表させていただく予定だ。

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