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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

みんなのマトリックスでPPM的4象限分類を試す

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  べつやくメソッドの時に若干ふれたかもしれないが、みんなでグラフを描いて情報を共有しようというソーシャルグラフの日本版をニフティのマツモトケイジさんがいろいろと試してらっしゃるので、いくつかその紹介するとともに感想やさらなる活用法などを考えてみた。

  •  まず最初は「みんなの円グラフ」 
     こちらはいわずとしれた「べつやくメソッド」をアイデアにみんなで円グラフを書いてコメントを共有していこうというアイデアのサイト。すでにいろいろな円グラフが掲載されており楽しめるが、最近コメントが減少気味なのはちょっと皆に飽きられてきたのか・・・?
  •  そして次に「みんなのマトリックス(verβ)
     こちらは、一般に散布図といわれるグラフが書けるツールであるが、まだベータ版と言うことで使い勝手はかなりイマイチだ。できあがったグラフは画像データで別に保管するだけだし、なにより作図にあたっていくつかのポイントが欠けている
  •  第3弾が「みんなのグラフ(棒と折れ線)
     こちらベータという名前が取れているようにマトリックスよりも完成度が高い。グラフをマウスでぐりぐり操作できるのは快感だ!

 この「みんなのマトリックス(verβ)」を同僚のコンサルタントに紹介したところ、

 使ってみました。軸やエントリの文字の大きさや一回マークしたものを削除できないなど、ちょっと使い勝手が悪いですね。デフォルトの大きさは、パワポにはちょうど良い大きさですね。

Graph_idea0 という感想を貰った。私も書いてみたが、なんとなく細かい散布図を書くのは、今のままだとちょっと使い勝手が悪い。それともし、今後も散布図をさらに突き詰めていくのであれば、マッピングされたポイントを分類(クラスター化)する楕円や角丸な四角形を上から描く機能などを拡張してはどうだろうか?(図参照:※グラフはマツモトさんの描かれたものを利用させて頂いた)

 で 、どうせ4象限のグラフを書かせるのであれば、コンサルタントが良く使うPPM分析などに出てくる軸を2つ使ってモノゴトを分類・整理するツールとしてもっと特化するとともに、描いたグラフを共有するツールではなく皆でひとつのグラフを仕上げていくソーシャル的要素を強調してみることを考えてみた。
 まず最初に2つの軸名と値を入力させるのは、みんなのマトリックス(verβ)と同じでよいと思う。その後に各象限の名前や説明を入れさせてその後タイトルをつけて公開する。参加者には公開されたグラフに新しい項目をプロットしたり解説を記入する形式で参加してもらうのである。背景がグラフでその上にコメントを重ねていくという、カタチとしてはニコニコ動画に近いイメージになるかもしれない。
 文章だとわかりにくいのでこっちもポンチ絵にしてみた。(図参照)

Graph_idea 欧米のソーシャルグラフの代表格であるswivelというサービスについては『OECDも注目する「データ版YouTube」,その名は「Swivel」 』なんて記事もでたりしていることだし、工夫や改良していけばもっともっと面白いことが出来るかもしれない。

===2007/05/10

なぜか漏れていたので「みんなのグラフ(棒と折れ線) 」を追記

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