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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

世界情報通信サミット2006

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 先日、この「世界情報通信サミット2006」というイベントにちょっとだけ参加してきた。

 今年のテーマは「デジタル・ワークスモデル」。仕事の都合でイベントの最後のセッションからの参加になってしまったが、それでもかなり興味深い話がいろいろと聞けた。

 そのなかで強く印象に残ったのは、国領二郎先生の以下のお言葉

「デジタル・ワークモデルでは、徹底的に仕事のやり方を形式知化して遠隔地からテレワークなどで行われる単純作業と創造・発想といった人間にしかできない仕事をやるプロフェッショナルの2種類に従業員の仕事の仕方が2極化されていく可能性が高い」

 これは、この直前に、世界的な規模で間接業務のシェアード化を進めているヒューレットパッカードとフリーアドレス&ペーパーレスという革新的なオフィスを導入した日本テレコムのプレゼンを受けての発言であるが、確かになるほどと思った。

 日本テレコムのオフィスには、既に3回も見学に訪問しているが、そこでの仕事のやり方には憧れを覚える。ああいう創造的な環境で仕事をすればもっともっと新しい発想ができるようになると思う。まさにプロフェッショナルにふさわしい環境であろう。

 国領先生の言葉どおり、単純作業側はグローバル化とともに世界的に人件費の安い場所で処理されるようになっていくのだろう。

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