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ソーシャルメディアをWeb解析の視点から捉え直す

【追記】Facebook 新ニュースフィードで何が変わるのか?

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Facebookが矢継ぎ早に新機能をローンチしています。スマートリストや購読機能に続き、今度はニュースフィードの改良を発表しました。

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Facebook、ニュースフィードのタブ統合と投稿ティッカー追加を発表 - ITmedia ニュース

アクセス頻度で最適化

新しいニュースフィードでは、Facebookへのアクセス頻度によって内容が最適化されます。

「ハイライト」「最新情報」に別れていたニュースフィードが一つに統合され、頻繁にログインしている人であれば、その人のニュースフィードはこれまでの「最新情報」の内容に、頻度が少なければ「ハイライト」の内容に近くなるようです。またFacebookがアルゴリズム上重要と判断した情報については、Gmailのインポートタブのようにマーキングされるとのこと。これは手動で外すことでFacebook側に学習させることができます。

情報発信側は何が変わるのか

Facebookページで情報発信をする際、今回の変更によって以下の事柄が重要になりそうです。

1.Engagement Rate
ニュースフィードのリニューアルがなくてももちろん重要ですが、Facebookへのアクセス頻度が低いファンのニュースフィードは、今後リアクションが多かった=アルゴリズムで重要と判断されたポストで埋まります。そうしたファンは「たまたま最新情報タブで見つけて読む」というケースがなくなるわけです。この判定アルゴリズムが引き続き「エッジランク」だとすると、ユーザーからのリアクションはより重要さを増します。

2.ポストの質
これまたュースフィードのリニューアルとは関係なく重要ですが。新しいニュースフィードではポストごとにユーザーが「重要でない」という格下げを行うことが出来ます。Facebookページに紐づいているブランド・プロダクト・サービス等のブランディングをきっちり行い、質の高いポストを心がけないと、この「格下げ」によってファンに情報が届く確率が下がります。

このブログではFacebookページの情報発信を「インサイト機能」を使って最適化する手法について連載しています。3~4回で完結の予定です。こちらも是非。

インサイトでFacebookページを活性化(1)目標の設定:グラフカタリスト:ITmedia オルタナティブ・ブログ

インサイトでFacebookページを活性化(2)定点観測:グラフカタリスト:ITmedia オルタナティブ・ブログ

追記:

Facebookのヘルプページを見ると、ポストの重要度合いを決めるアルゴリズムに関する説明がさらっと書いてありました。やはり本人とポスト主の関係だけでなく、その友人とポスト主との関係も重要なようです。また「記事のタイプ」が単に「リンク」や「写真」といったタイプなのか、API経由の投稿なのかを見ているのかといった点も気になります。

ハイライトは、その記事を投稿した人との関係、その記事のコメント数や「いいね!」の数、記事のタイプなど、多くの要因に基づいて決まります。たとえば、通常はハイライトにならない友達の近況アップデートでも、他の多くの友達がその記事にコメントしていれば、ハイライトになることがあります。

ニュースフィードの更新

○以下のFacebookページに「いいね!」していただくと、続きを逃さず読めます。

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