2017年の事件 MacBook Proの悲劇
今年も残すところあとわずかとなりました。皆さん今年もお世話になりました。って以前に、このブログをサボっているだろと突っ込みを入れられると恐縮なのですが。
ネタとして今年の最初にあった悲劇のお話を書きたいと思います。と言いましても、私もポッドキャスト番組やYouTubeで散々書いてSNSでも大騒ぎした話ですのでご存知の方も多いと思います。元々別のブログで書いていたことを、(無駄口を省いて)まとめ直して書きたいと思います。10か月前の話ですが、今でも十分参考になる話だとは思いますので。
MacBook Pro水没事件
ちょうど一年前なのですが、MacBook Proを買いました。Late 2016 13インチ TouchBarなしモデルです、発売されてからすぐに買いました。実は新品で購入した初のMacです。なかなか快適でした。
しかし、事件は起きました。MacBook Proを水浸しにしてしまったのです。いわゆる「水没事件」です。
カバンにMacBook Proとスターバックスのタンブラー(浄水器経由の水道水を入れていた)を入れていました。タンブラーの蓋が緩んでいたらしくカバンの中に水がこぼれてMacも水浸しになってしまいました。こういう時は電源を入れてはいけなのですが、MacBook Pro Late 2016の仕様でカバーを開けた段階でスリープ状態から電源オンになるので実質的に電源を入れてしまったことになります。
Appleと連絡を取って、事情を話すと保証期間内であるけど水没は保証対象外になり、修理費用は最大91,800円かかるとのこと。とりあえず、修理費用を事前に教えてもらってから依頼をするか決めることにしました。後日に引き取りに来てもらうこととしました。
ここで気になるのは、「修理不可」で返されることがあるということでした。明確には言われていませんが、修理部位が本体購入を超える場合など基準があるようです。
修理してもらえました
修理してもらえなかったら折角買ったMacBook Proは文鎮になってしまいます。いや、文鎮にもならないのですが。引き取ってもらってからAppleから連絡がありました。土曜日に引き取ってもらって、日曜日に連絡がありました。まず、有償対応で修理費は規定の最大額で行える、とのことでした。そもそも修理してもらえるんですか?と聞くと「もちろんでございます!!」とのことでした。ああ、良かった。でも、修理代は91,800円かかりました。
Macの修理は大体一日で終わってかなり早く戻してくれると聞いていたのですが、4日間かかりました。
- 土曜日 引き取り
- 日曜日 修理確認の連絡
- 水曜日 修理完了
- 木曜日の朝 修理完了と発送の連絡
- 木曜日の夜 到着
クロネコのパソコン宅急便で届きました。中にはしっかりと固定されたMacBook ProとAppleからの修理報告書が入っています。
Macは傷つけ防止の保護シートが両面に貼ってあります。そして、カバーを開けます。ここで電源が入りmacOSが起動します。(水没させてしまった時のこの仕様はどうかという話もありますが)
MacBook Pro復旧です!!あれ?そう言えば、天板に貼り付けてあったMicrosoft MVPと.NETのステッカーがない!?剥がされてしまったのか?Microsoftだし。(^_^;)いや、それよりもつけてしまったかすり傷もなくきれいというか新品同様の気が・・・。
では、修理報告書を見てみます。こちらです。
交換部位です。
- ロジックボード(メモリ一体型)
- トップケース(バッテリー、キーボード一体型)
- 左右スピーカー
- ファン
- 液晶パネルケーブル
- バッテリーケーブル
- ディスプレイユニット(液晶パネル、ディスプレイハウジング)
えっ!?これってほとんど全交換じゃないですか!?結局元から残っているパーツはSSDとボトムケース(製造番号の刻印が変わってたいなかった)だけです。Appleのサポートの方もSSDが無事だったので修理不可とならなかったかも、と言われていました。本当に危なかったです。ですから、天板に貼ったステッカーも剥がしたわけではなくパーツそのものが交換になったということです。
ほとんど新品で戻って来たことになります。報告書に故障部位の写真もつけてもらっています。下の写真の丸いものが水没センサーです。水に濡れると赤くなります。
ということで、いろいろとありましたが、MacBook Proは戻って来ました。これからはもう水に近づけないようにします。鞄には一緒に飲み物の入ったものは入れないによして、スターバックスやマクドナルドでもコーヒーはゆっくり飲んでからMacを出すことにします。
修理代は高い勉強代になってしまいました。MacBook Proの特に最近のモデルは薄型も進んでいるので水も染み込みやすくなっています。気をつけてください。また、私はTouch BarなしモデルでSSDが別部品なので良かったのですが、Touch Bar付きモデルではロジックボードと一体型と聞いています。こうなると今回のような水没だと修理不可となる可能性が高いです。一体化が進んでいるので交換部位の範囲も広くなり、修理代も高額となります。トリニティの星川さんもMacBook Proのキーボードの故障で高額修理になったとお話されています。
Trinity Weblog [TriLog]「Nの悲劇、その後」
MacBook Proに限った話ではありませんが、皆さんも水には気をつけてください。
このお話はYouTube動画でも配信しています。(修理から戻ってくる前の私の悲壮感が漂っています。)
ポッドキャスト番組も配信しています。
「マイクロソフトの製品や技術をお伝えするポッドキャスト番組 WoodStreamのデジタル生活」