セルフ・コーチングって、どうやるの?
メンタル・コーチの北原です、これからどうぞよろしくお願い致します。
まずは、「コーチング」って何? から簡単に説明致します。
「コーチ:Coach」とは本来「馬車」の意味で、乗客(クライアント)に望むところへ導くことを行います。
コーチと言っても様々です、一般的にスポーツの世界の言葉として広く知られています、例えばプロ野球の「打撃コーチ」は選手がバッティングで良い数字を残すよう主に技術面での指導を行います。この場合は技術を「教える」コーチです。
この様に身体面のコーチが一般的ですが、身体面でなく心の状態を主に扱うのが「メンタル・コーチ」です。余談ですが、私のコーチ仲間達がソチ・オリンピックにメンタル・コーチとして派遣され(もちろん技術面でのコーチは別に居ます)、見事コーチングを受けた選手達がメダルを獲得しました!
メンタル・コーチはクライアントの本当の目標を見つけ、そこにいち早く到達するための手段・方法をクライントの中から「引き出す」事を行います。
そう、本当にやりたい事や実現する方法の「答えやヒント」は自分自身の中にあるのです。でもそうは言っても実際それが簡単に出てくる人は少ないです、でそれをサポートするのが私の仕事です。
さて通常、私のコーチングは2週間に1回程度で数ヶ月間に渡り継続で行います。
最後のセッションに必ず行う2つの事があります。
1つ目は、セッション終了日から数え、半年から数年先の目標と進め方を決めてもらいます。これはセッションが終わっても引き続き前に向かって進んで言って欲しいと願うためです。
もう1つは、「この先悩む様な事があったら、このワークを行なってみてください」、とお伝えし、簡単なセルフ・コーチングのやり方をお教えします。
今日はそのセルフ・コーチングのやり方を皆様にご説明します。
まず、白紙と小さめのふせんをご用意ください。
白紙に均等な大きさの大きめの円を3つ描いてください。
その円の1つ目に「Dreamer:夢見る自分」、2つ目に「Critic:ダメだしする自分」、3つ目に「Realist:現実的な自分」と描いてください。
さあ、ここからセルフ・コーチングの始まりです。
まずは「Dreamer」の円に、自分の夢やなりたい姿をふせんに書いて貼り付けてください。とんでもない事でも結構です、なんせ見るのは自分1人ですから恥ずかしがる必要はありません。「社長になりたい」「起業したい」「今より倍の給料を貰える様になりたい」等、現実の枠を外し「何の制約もなかったら?」とご自分に問いかけてください。
ワクワクする夢のふせんが張れたら次は「Critic」です。
その夢に対して、どんどんダメ出しをふせんに書き、「Critic」の円に貼っていっ下さい。例えば「起業って、何やるの?」「資金はどうする?」「今のスキルじゃムリ」とか。
ダメ出し切ったら。次は「Realist」です。
「Dreamer」と「Critic」に貼ってあるふせんをじ~っと見てください、
それから
「じゃあ、今自分に出来る事って、なんだろう?」と自分に問いかけてください。
そして、
小さくても良いので、今から出来る事を書いてRealistの円に貼ってください。
重要な事は、ここに貼ったアクションを「必ず」実行してみる事です。実行しなけれなこれはただの「妄想」に終わります。夢に近づくには小さくても1歩踏み出すことです。(妄想だけでも夢を描かないよりはずっと意味がありますが)
Dreamer→Critic→Realistの順番は守ってください、逆回りにしてCriticで終わると落ち込むだけです。
この方法は、あのWalt Disneyがアイディアを絞りだすとに行なったと言われています。
人は皆、多面性を持ちあわせています、行きたい自分と止める自分とか。
それらを整理する方法としては、とても効果的だと思います。
もしこのブログをご覧になった方で、何かに悩んでおられたらお試しを。