何故部下は思う通りにならないのか? 〜これからはコーチ型マネージャーの時代〜 ③ 依頼事項をなかなか実行しない部下には?
何故部下は思う通りにならないのか?
〜これからはコーチ型マネージャーの時代〜
③ 依頼事項をなかなか実行しない部下には?
上司「おい、頼んでおいたxxの資料できたかい?」
部下「まだです、、、」
上司「いつまで掛かっているんだ!」
部下「すみません、A社の案件で忙しくって、、、」
こんなやり取り、よくあるかと思います。
何故部下は、依頼したことをすんなりと実行しないのか? 理由は2つあると思います。
一つ目は「優先順位」が低いからです。「時間がなかったんです」という言葉はよく聞きますが、人類皆1日24時間です、時間が無かったのではなく、上司から依頼された仕事の優先順位が低かったのです。
こういう場合、上司は上司判断で部下の優先順位が妥当か判断し指導すべきです。但し、上司と部下との間の人間関係に問題がある場合は第三者に入ってもらうなど、別のアプローチが必要でしょう。
ふたつ目は、「実はやり方がよくわからない」ケースです。
依頼された時にはなんとなく出来そうだったのに、いざ始めようとするとよくわからず結局放置してしまうのです。
こちらのケースの場合、上司は丁寧にプロセスを説明し時には一部一緒にやってあげる事も良いでしょう。
連合艦隊長官 山本五十六の言った有名な言葉です「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
全ての成果はプロセスの積み重ね、という考え方があります。
マネージャーは部下達の技量や抱えている課題・難易度に応じて支援し、プロセスの積み上げを成功させることが一番の仕事と言っても過言ではないかと思います。