共有時代へのシフトこそ、真の復興支援に繋がると思う理由について
台風も訪れ、本格的な夏の到来を感じると同時に
日々のニュースは節電に関する情報で溢れています。
また同時に放射能問題や被災地の復興についての
ニュースも同様です。
3.11以降、価値観が大きく変わったと感じる人も
多く居ると思いますが、個人的にはマスメディアに対しての
不信感を一層強く持つようになりました。
同時に政府(日本という国)に対しての不安感も同じです。
海外でのニュースと日本国内でのニュースの
内容の乖離などが不思議でしょうがありません。
そういった理由から3.11以降より
「個人」を意識すべきというのが、
今回のエントリーで強く訴えたいところです。
タイミングがいいのか世界的に
ソーシャルメディアが普及し始めているという
点からも声を大にして述べたいと感じています。
実際にシェアサービスの需要が非常に
高まっている事実があります。(※参照)
これはネットワークの発達により、
人と繋がることが容易になり人間的な
コミュニケーションへと回帰しているという事と、
人々の環境問題への意識の高さからそういえます。
ペリーが黒船でやってきた明治維新、
マッカーサーが飛行機でやってきた第二次世界大戦後、
そして今回は遥か地下深くからやってきた大震災、
日本の歴史から考えると大きなパラダイムシフトの
時期に我々は立たされていると認識すべきなのです。
(※どれも全て外圧による変化を要請されていますね。)
そこで今、個人的に非常に注目しているのが
エネルギーにおけるパラダイムシフトについてです。
今、我々がこんなにも節電に攻められている理由は
単純で、それは一つの電力会社が電力供給を
独占していた為に起こった事です。
誰もが発信者になれる時代、電気の発信者は
1つの民間企業に独占されているのです。
かつては企業に数台しかなかったPCが
今はスマートフォンとして誰もが持ち、
ソーシャルメディアで情報を発信するのと同様に
電力を誰もが発信しても面白いのではないか?
その問いへの解となる一つがスマートグリッドというワードです。
簡単にいうと電力需給を自律的に調整する機能を持たせた
電力網のことです。
最近、電力不足の話題を聞くにつけ
このスマートグリッドを思い出していた矢先、
ちょうど読み進めていた高城剛氏の
書籍「時代を生きる力」で詳しく紹介されていました。
今、米国の新エネルギー産業の筆頭はビル・ゲイツ氏で
トラベリング・ウェーブ・リアクターという小型原発に
5000億円を投資し、Googleは既に電力取引権の認可を得ています。
また、ソーシャルメディアの共感からくる
環境問題に対する人々の意識の高まりなどから
今後IT業界はエネルギー産業へ大きく
進出していくべきであると思います。
これは高城氏も昔から述べられている所ですが
個人的にはソーシャルメディアによる
①共有②信頼③共感を軸に氏が考えるよりも
もっと早いスピードで進んでいくだろうと考えます。
というかこの分野で何か世界を変えるアクションを
自分で起こしてみたいと思い、そのアイデアが今湧き出まくってます。
こういったことから僕が考える
真の復興支援とは国がするものではなく、
我々個人の発信によるものだと強く実感します。
なぜなら今はソーシャルメディアというツールがあり、
個人レベルでも「出来ないことはない」時代になっていますからね。
どう動くかだけだと感じてます。
来月シリコンバレーにいくまでに
アイデアをまとめたいと考えています。