シリコンバレーで活躍する3人の日本人に気付かされた気付き
シリコンバレーへの一週間の突発一人旅を
終えて早くも2週間が経とうとしています。
ブログの更新もしばらく空いてしまいましたが
その旅によって(日本を客観的に感じることによって)
価値観が大きく変わったことは間違いない事実です。
今私たちのいる日常は大きい視点でみると
決して普通じゃないという事です。
その点に関してはTwitterやFacebookを通じて
解っていた事ではありますが、
やはり実際に”世界を変えている現場”に
行ってみて感じることができました。
(百聞は一見に如かずとはよく言ったものです。)
その思いは皮肉にも
シリコンバレーに住む3人の日本人の方と
実際に会って感じたことです。
さらに新しい気付きまでも頂きました。
今回はこの気づきと共に3人の方々を
ご紹介させて頂きます。
一人目は本間さん。
本間さんは日本で起業経験もある方で
今はシリコンバレーで電子書籍に関わる
お仕事をされている方です。
本間さんから教わったことはこちらです。
「好きなこと、出来ること、儲かること
それがやるべき仕事だ。」
一度ドットコムバブルの中で
上場寸前まで会社を育てた本間さんからの
お言葉だけあって僕に強く響いたのが事実です。
その経歴はこのブログに詳しく書かれています。
世界から優秀な人間が集結するこの場所では
その3つのどちらかでも欠落していたら
コトを成すのは難しいでしょう。
僕の解釈としては「これがやりたい」というだけでなく、
今までの人生の成功体験やエキサイトした点を、
未来の目指すべき点に繋げることだと思いました。
まさしくS・ジョブスの有名な言葉「点と線を繋げる」です。
しかし上杉さんもここに言うとおり
(※実は本間さん上杉さんと3人でランチしました!)
点と線がどう繋がるかは誰にも解りません。
そんな戦略性が通じない人生だからこそ
好きなこと、出来る事、儲かることは何か?
そこから自分がやるべきことは何か?とまずは
自分自身にフォーカスして徹底的に詰めて考えることが
未来の目指すべき点が明確になると思います。
そこから生まれる情熱こそが、
世界一のフィールド(シリコンバレー)で戦える
原動力になるとも思います。
二人目はブランドンさん
日本の高校を卒業後、
アメリカのサンフランシスコへ渡航し、
大学卒業後そのままサンフランシスコで
Btraxという会社を起こしたCEOです。
詳しくは⇒http://www.btrax.com/jp/who-we-are/meet-the-ceo
ブランドンさんから教わったことは
「権限と責任の一致」という考え方です。
アメリカでの働き方について
多くを学ぶことができました。
アメリカを始めとした外国では
残業という概念が恐らくほとんど
無いんじゃないのでしょうか?
また改めて思ったのですが
残業当たり前の日本と
17時には退社するアメリカやヨーロッパとの
置かれている経済状況や環境の差です。
確かに日本は恵まれていますが、
本当にそうなのか考えさせられます。
そこまでみんなで働いてその程度なのかとも。。
話を戻しますと、
つまり日本の会社では
「社員に権限は与えられない
仕事の責任は与えられる。」
アメリカでは
「権限も与えられる
責任も与えられる」
といいます。
僕がそこで言いたいのは日本の
会社のシステムはダメだということではなく
(もちろんそんな会社ばかりでは無いですが)
社員の意識の問題だと思います。
日本企業の社員のほとんどがが
「やりがいのある好きな仕事ができていない」のでは
ないのでしょうか?
つまり自分の仕事を好きになれていない
人間に重要な権限は与えられるはずはないのです。
なぜなら楽をしようとして適当に仕事をこなすから。
それが理由で責任だけが付いてくるのです。
アメリカは逆で自分の仕事が楽しくないのであれば
すぐに辞めて自分に合う仕事を探しにいく。
権限と責任がフルで発揮できる仕事環境を求める。
非常にシンプルです。
そんな中だからこそ、
誇りとやりがいを持って仕事ができる環境と
そう思いながら仕事ができる人間を育てるのが、
ザッポスを始めとするオープンリーダーシップ
という新しい、今求められるリーダーの力です。
多くのシリコンバレーの企業を
見学させて頂いてその働き方の違いを
感じることがきました。
Btraxもその一つです。
日本企業の海外進出の為のコンサルティングや
ブランディングを手がける会社です。
ここのブログブックマーク必須です。
三人目はLinkedinでインターンをされている方
ブログなどで名前を出すのは控えて欲しいと
言われておりますのでここでは
Mさんとさせて頂きます。
Mさんから教わったことは
「遅すぎることはない」ということです。
彼は関西の大学を卒業後、猛勉強の末
スタンフォード大学院生として今、生活されています。
すごいのが日本の大学では文系だったにも
院の進学にあたって理系に学部チェンジしているのです!
とても謙虚な方でしたが物凄い努力をなされたのでしょう。
その点も尊敬できますが一番凄いのが
その思い切りのある行動力です。
大学卒業してイチから新しい事をはじめても
2年ほどでLinkedinという世界2位のSNSで仕事が出来るのです。
ちなみにLinkedinを選んだ理由は
「2位のほうがやりがいがでる」からだそうです。(ハンパない!)
やはり学生にも超人気インターン先で狭き門だったと言います。
大学の恩師がとても素敵な方だったらしく
「日本を出ろ」という教えに刺激を受けたそうで
出会いが人を変えるという事実を改めて感じました。
以上、シリコンバレーでお会いした
本間さん、ブランドンさん、Mさんには
心から感謝しております。
唯一、残念なのは自分の英語力の乏しさから
英語で踏み込んだ話が出来なかったということです。
ここだけの話、心から悔しい思いをしました。
しかし事実、行ってみて初めて知ったことだらけでした。
サンフランシスコで鍋partyを行った時もこんなに優秀な
日本人がここにはこんなに揃っているのか!と驚かされた次第です。
やるかやらないかだけですね。
今度はより綿密なプランと誰にも負けない
情熱を持ってまた飛行機に飛び乗りたいと思います。
最後にブランドンさんが先日ツイートされていた
鳥肌の立ったつぶやきをご紹介します。
「Never forget, the world is yours.」